2014年2月18日火曜日

バーゲン


大型店舗のいたるところにバーゲンが行われている。けっこう安かった物が、更に安くなっている。

昔は【安もの買いの銭失い】ということがよく言われていたのだが、最近はあまり聞かなくなった。安い物ばかり買うお客さんがわんさと増えてきたこともあるし、安物であっても、けっこう間に合う品物も少なくないためだろう。キルティングの暖かそうな上着に500円の値札がヒラヒラと「おいでおいで」をしていたり、縫い賃にもならないような値が、寝巻についていたりする。

自分が買う時は、「ありがたい」と思って買うのだが、自分が買う気のないものに、あまりの安値がついていたりすると、作っている人たちのことが頭をよぎったりして、気の毒になるのだから、勝手なものだ。

かなり以前になるが、松下幸之助氏が、こんなことを言っていた。価格破壊は、資本主義を破壊するものである。モノの適正な価格を守ることは資本主義を守ることでもある。それが社員の給料を守り、国民の暮らしを守り、国を守ることにつながっていくのだ」と。

言われてみれば、その通りと思う。安値の絞めつけは、殆どが、労働者にふりかかっているようだ。外国からの安い品物がどんどん輸入される時代になってきた今は、国産品だからと言って、澄ましているわけにはいかないだろう。これはもう、国民一人一人が、国産品にもっと目を向け、余裕ある人たちは、バーゲンなどに、目をくらまさないでほしいと、勝手なことを思っている。

 

2 件のコメント:

  1. 適正な値段を払う、とても大切な事だと思います。流石に松下幸之助ですね。

    それに不当に安いものはやっぱり不具合な物が多いような気がします。セーターを買ったけれどすぐぐんにゃりになって、着ないまま捨てるとか・・・物を見る目に自信のない向きは
    余り安いものを追いかけない事ですね。それに不要な物を買わない事。

    分かっちゃいるけど止められないのは私も同じですけど・・・

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    1. そういうことですね。やはり、それなりの値段のものは、失敗が少ないかな。
      モノを観る目のないのは、私。失敗が多すぎます。試着して薦められたら断れない。(笑)

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