2014年2月26日水曜日

高齢者洪水


今日の新聞にも、老人の万引きが増えていることが載っていた。以前にも書いた記憶があるのだが、老人の万引きは、若者の万引きとはちょっと違って、生活苦だけではないので、問題はなかなか解決できないだろう。何となく、こんな負の老人話を見聞きすると、ますます老人はお荷物の感を深くするのだ。

これからは、高齢者の洪水である。団塊の世代が、どっと高齢者の仲間に入ってくる。正直言って、若者たちは、この老人の増加は、大きなお荷物である。しかも、大きな借金を残したのも、高齢者が中心になって働いていた時代のものなのだから、借金まで背負いこまされるのだから、たまったものではなかろう。お金の借金だけではない。原発の処理だって、これからの若者の背負っていかねばならない借金なのだ。

老人は老人で、自尊心というものはある。お荷物と言われながらも、一寸でも自立をしていかねばならないと、健気な思いにかられている。少しでも負担を掛けないような暮らしをしたいと思っている。だから、年金が減っても、医療費が増えても、仕方がないと、諦めている。

ちょっとばかり臍曲がりなことを書くのだが、日本の医療は、ただ生かすことだけを考える医療は、もう止めるべきだと思うのだ。老人を大事に長生きさせるということは、費用だって大変なものである。もうそろそろ、延命治療などは、打ち切ることにしてほしいものである。こんなことは、若者は思っていても、口にはしにくいことだろう。年寄りが言わねばならないことなのだ。

おかげで私は、なんとか健康保険も、介護保険も使わずに生活しているのだが、このトシがくると、いつどうなるかはわからない。でも、自分で生きていたいと思うことも出来なくくなってしまったら、もう苦しまずに楽に死なせて欲しいものだ。介護や器具によって生かされるのは、ゴメンである。

4 件のコメント:

  1. 年寄は延命なんて望んでいませんよ。よぼよぼになって生きているより自然な死こそ望ましい、そう思っています。それを阻んでいるのは何なんでしょうね。

    平均寿命なんて実は意味ないんです。元気でいることに意味がある。若者に負担をかけないようにと年金受給年齢を引き上げったって、社会はよくならないと思います。却って若者の不安感を煽るだけ。

    借金と言いますが私たちの時代が飲んでしまった訳じゃない。ちゃんと社会資源として残しています。新幹線も高速道も立派なビルも只でできた訳じゃない。私達は働いて出来るだけの事はしました。堂々と生きましょう。そして時が来たら余計な検査なんかしないで、自然に任せて頂きましょう。

    私は尊厳死協会の尊厳死宣言書カードを常に携帯するようにしています。

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    1. いるものばかりじゃなく、いらないものまでつくったのも、私たちの責任のような形になってしまいます。政治に一票投じていてもいなくても。
      私たちは、ほんとに髪振り乱して働いて真面目にやってきたのですけどねえ。

      尊厳死カードというものがあるのですね。そんな協会が発行しているのですか。知りませんでした。私も持っていたいわ。

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  2. 1般社団法人 日本尊厳死協会 と言うのがあります。本部は東京ですが各県に支部を置いています。会費は年間3千円、会報など出版物も扱っています。本県でも毎年総会や講演会が開かれています。会員数は毎年予算、決算とともに発表されますが、確か何十万、尊厳死を法制化するべく、今国会に働きかけています。

    私の家では若い人も含めて全部が会員になっています。植物人間になって生かされてはたまりませんから・・・会員になると尊厳死宣言カードが送られてきて、いざと言う時主治医に提示する事になります。主治医が受容しない場合は協会が仲立ちしてくれます。
    勿論、入退会は自由です。入会するには本部か支部に電話で連絡すると必要な書類が送られて来ます。

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    1. mimiさん。詳しい情報ありがとうございました。年会費が3000円もいるのですね。自分で書いて、家族に頼んで置いたら、ただですが。(笑)
      考えてみます。

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