2014年2月8日土曜日

銭湯


今日は全国的に大雪という寒い日。昨夜も寒かったので、車で15分ほどの吉野川温泉という大きな銭湯に行って、身体の芯から温まってきてから、床に就きました。やはり、家庭の風呂と違って、裸になっても、頭を洗っても、寒いと思うことが1度もないので、大儀なく入浴できるのです。

こんなことを言いますと、それこそ大儀なことだ、と言われそうですが、昼も夜も車に乗ることが億劫でないのですから、どうということはありません。普通の入浴だけなら360円というのも手ごろです。

私は、幼いときから銭湯通いでした。家のすぐそばに、銭湯がありましたので、とても便利でした。銭湯は、いつも顔見知りの大人や子ども、そして少し早目に行きますと、裏通りの置屋?の芸者さんが、2,3人来ています。髪を桃割れや島田に結った芸者さんが、鏡の前で、襟白粉をぱたぱたと、塗り込むのを面白げに横目で見ていたものです。

しかし銭湯も、たまには大変なことも起こります。小学校の6年生の1231日、混雑していた洗い場で、もう上がり湯をかぶり、出ようと思っているときに、隣の人が、熱湯の入った桶をどうしたはずみかひっくり返したのです。一瞬冷たい水が私の向こう脛にかかったかと思ったのですが、見ると皮膚がちょうど洋ナシの形にぺろりと剥けていました。それでも隣の人には、何も言えず、寒い中、靴下もはかずに走って帰りました。
まあそれからの大変だったこと。痛いのなんの、もう歩けないほどになり、すぐ皮膚科の医者に連れて行かれました。今はそんなことはないと思いますが、【お餅は火傷によくない】なんて医者が言ったものですから、お正月というのに、お餅も食べられないしまつ。

ちょうど大人の手の平ほどの火傷でも、足の付け根にまで、ぐりぐりができて痛く、しばらくは、外にも出られませんでした。
その火傷は、かなり深かったのか、火傷の痕は、今でこそ消えていますが、50年ほど残っていました。

昔の銭湯の蛇口は、湯と水の二つで、各自で調整しながら桶に入れるものですから、大勢の客が来るということで、普段は最高温度を、50℃くらいにしてあるのでしょうが、そんな温度では間に合わないのか、特別火傷するほどに高温度にしてあったのでしょう。
今では考えられない火傷でしたが、懐かしい思い出です。

2 件のコメント:

  1. 銭湯にも事故はあるんですねえ。火傷は痛いものです。昔はよく化膿しましたし・・・。大きいお風呂はよく温まりますけど、そういうのは願い下げですね。

    今日は私はディケアの日で寒くて億劫だなあと、思いながら、嫌々頑張らなくちゃと思って行ってきました。(日頃のごまめさんのお言葉を聞いているので)

    そこには大きなお風呂があって、職員さんの手助けを受けながら入るようになっています。私も温まって来ました。帰りは寒かったですけどね。

    返信削除
    返信
    1. 寒い日は、何をするのも億劫になりますよね。イヤイヤでも頑張るmimiさん。私のお節介、お役に立てたかしら。(笑)

      削除