2012年11月19日月曜日

七つ下がりの雨


七つ下がりの雨は止まない、という諺がある。これは、ある年齢からの、のめり込みを危惧したもので、よく使われたのは、トシをとってからの浮気、博打などに、のめり込むときに使ったものだ。あまり、よいことには使われない。

先日、NHKの顔見知りのアナウンサーが、ヘンなことをして捕まえられたと、新聞に出ていた。いいお年の、しかも全国にお顔を売っておられる方にしては、随分と大胆なことをしたものである。お酒に酔っての行動らしいが、いくら泥酔していても、ピンク系の悪戯は、そうそうできるものではない。そうしたことに興味を持たれていたのかと、思われても仕方がない。鼻血ブーのような、血気さかんな若造の仕業ならまだしもなのだが……。

そんなニュースを見て思い出したのが上に挙げた諺である。浮気とはまた違うのだが、何かのきっかけで、そうしたことに興味を持つようになった、いいトシのおっちゃん、……に当てはまるように思った次第。
ただ、この種の胸のうちは、行動さえ起こさなければ、他人さんにはバレはしないことなので、浮気や博打のような大事にはいたらないのだろうが、だからといって、頭の中がいつもピンクに染まっているようでは、困ったもの。酔ったら何をしでかすかわったものではない。どうかピンク系のおっちゃんたち、何とか雨は止んでほしいものである。

 

2 件のコメント:

  1. ピンク系?への関心はお歳には関係ないようですね。90歳になっても100歳になっても、その方面に話題が及ぶと男性は生き生きします。直接行動に出ることはありませんけどね。(もう、体が駄目です)

    そこは年寄同士、女性もお堅いことは言わず、口先だけですが、せいぜいお相手をするように心掛けています。

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    1. ま、男性の方のピンク系への関心は、墓場までということでしょうね。罪のないものには、おおきな気持ちでいてあげるのは、とてもよいことですよ。(笑)目くじら立てることもありません。
      トシをとると、心も広くなります。暗闇の映画館で、手をにぎられたとしても、吹き出すことはあっても、「痴漢だ」などと叫んだりはしないですよ。(笑)

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