2012年11月28日水曜日

寒い朝


寒くなると、身を縮ませているせいか、気持ちまで縮んでしまいそうです。徳島も、山間部の今朝は氷点下になっていました。と言いましても、平年気温を下回っているわけではありません。たかだか数十年前の11月末の寒さは、かなりの寒さだったように思います。
家の作り、暖房器具、衣服、といったものが、以前とはかなり違うこともあるのでしょうが、それでも平地であっても、洗濯ものが凍って、手ぬぐいが薄焼き煎餅のように固くなったこも、めずらしくはありませんでした。

今朝、テレビを見ていますと、この100年ほどで、海水の温度が1度以上あがっているとのことでした。たった1度少々、と思うのですが、そのおかげで、海中の生き物の生態系が、変わってしまうようで、私のような素人は、「へえー、そんなものなのかなあ」と驚きでした。
海の中の緑の海草が、少なくなつて、砂漠化しているのだそうです。

それは、アワビのような生き物にとっては、食べ物がなくなっていくということですから、死活問題で、すでに、アワビの捕獲は、ぐっと減少してしまったそうです。
その原因というのは、海水の温度が低かったときは、冬場は海の底でじっとしていたウニどもが、冬がきても、じっとしておらず、海草をたべ、どんどん増え続けた結果といいますから、【風が吹けば桶屋が儲かる】じゃありませんが、地球の温暖化が、ウニの増加、そうして海底の砂漠化、アワビの激減と、さまざまな変化をもたらしている、ということで、たかが1度、されど1度、でありまして、1度くらい、などと言ってはおれないのが現状のようです。ウニの捕獲作業もしているらしいのですが、この温暖化は、今すぐにどうにかなるものでもないだけに、困った現象です。

私は、死ぬまでアワビを食べなくても平気ですが、コトは、アワビだけの問題ではありませんから、いろいろな不都合が起こってきます。すでに、問題は出ています。せめて私たちの生活の中で、温暖化防止に役立つ省エネなどをこつこつと実行していくことしかなさそうです。

4 件のコメント:

  1. 先日の3連休に山口県の金子みすず記念館に行ってきました。怖ろしいほどの優しい詩と3歳の娘を残し、26歳で自らの命を絶つ気持ちを思うと胸が詰まります。
    母親への遺書に「私の心は今夜の月のように静かです。」とあったのが救いです。
    そして今日は向田邦子さんの誕生日です。ごまめさんより1つ上、私の母とおない歳です。お母さんは100歳まで生きられたのに、邦子さんは半分の51歳で急死するのはさぞ無念だったでしょう。
    若くして死ぬのは不幸でしょうか。長生きするのは幸せでしょうか。私には答えが見つかりません。
    答えがあるかどうかもわかりません。

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    1. いい旅をなさいましたね。
      金子みすずのような方と、私のような凡人の思うことは、まったく違うと思いますが、子や親を置いて静かに死ぬ事が出来るのは、やはり普通の神経では出来ませんね。詩人のビリビリとした触れれば火花の発するような、研ぎ澄まされた神経を想像します。私にはわかりませんし、そんな神経を持ち合わせていないことに感謝します。

      向田さんの大フアンとしましては、100まで生きていてほしかったですね。幸・不幸は本人の気持ち次第でしょうね。

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  2. 生物は子育てを終わると死ぬのが一番合理的ではないでしょうか。孫育てを終え、曾孫のお守り、と言うのは幸せかどうか、疑問に思います。でも、どうしようもないです。天寿と言いますもの。

    今日は1日中お布団の中でした。疲れたのかも・・職員さんが心配してくれますが寒さのために縮んだのか、眠ってばかりです。「あの世が近いのかなあ」と言うと「あの世はもっと明るいよ」と行ってきたような答えが返ってきました。

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    1. 疲れたときは、眠るに限ります。というより、自然にそうなるのでしょうね。そのおかげで、また、元気になるのですから。

      あの世には、逝きたくてもなかなか逝けません。残念ながら。(笑)

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