2013年2月5日火曜日

無農薬野菜


私達の周りには、素朴な自然主義者というか、自然破壊につながるようなものを毛嫌いする方は、けっこういらっしゃいます。ですから、値段の高い有機野菜とか、無農薬野菜ばかりを食べている方もおります。そうした方たちには、ちょっとショックな話かもわかりませんが、ま、こんな話もある、ということを知っていただくのも悪くないかと思います。

三石理論を要約しておきます。

農薬を使わずに作物を育てていると、土壌の中で細菌が増える。その細菌は、空気中の窒素を使って硝酸という物質を作る。これが根を通して作物に入り込むと、亜硝酸という物質になる。最終的にその作物を食べた人間の体内に、この亜硝酸が取り込まれる。一方、体内では、分解されたアミノ酸から、アミンという物質が発生している。このアミンと亜硝酸が、体内で出会うとどうなるか。なんと発がん物質に変身してしまうのだ。

この話は、何も私(三石氏)だけが知っていることではない。この仕組みを知っている人は多いが、どういう力学が働いているのか、こういう情報は広まらず、無農薬、有機野菜礼賛する情報が圧倒的な勢いで広まっている。一般消費者にとっては、まことに不幸なことである。

食べたものに、万一農薬が付着していても、人間の肝臓には、それを解毒する働きがある。ただ、肝臓が解毒する際には、活性酸素が発生する。(この物質が、あらゆる病気の原因になる)そのためにも、しっかり『掃除屋』(なかでも優秀なものは、ビタミンC・E・カロチノイドを含む緑黄色野菜のほか、柑橘類、海藻、鶏や魚の卵類、緑茶等である。そのほか、胡麻、コーヒー、生姜、香辛料に含まれるポリフェノールも、力強い味方である)を、しっかり採取することが肝心だ。

最近の家庭菜園は、ほとんどが、無農薬で栽培されているようです。私が頂く野菜のほとんども、無農薬野菜か、有機野菜です。ま、頂き物ばかりを食しているわけではありませんし、この歳がきて、発がん物質を恐れるわけではありませんから、これからも、頂き物も、有難く食べさせていただきますが、いずれにしましても、偏った食事とか、朝食抜きとかは、よくないことには、変わりがなさそうです。

 

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