2012年4月2日月曜日

慌て者?

車に乗る私は、車の中に、あれこれとつい積み込んでしまう。足元には、運転用の突っかけ。その奥には、普段履いていない茶色の靴も入れてあることがある。

或るとき、友人を乗せて、美術館に出かけた。入り口に近いところで友人3人を降ろし、私は少し離れた駐車場に車を止めた。友人を待たせているので、慌てて車を降り、皆のところまで急いでいったところ、皆はヘンな顔をして私の足元を見ている。
「えらいハイカラな靴やなあ・・・」
と言われ、足元に目を落として仰天した。右は家を出たときの黒い靴。左は茶色の靴である。

突っ掛けと靴を手探りならぬ足探りで履き替えたとき、左右違う靴を履いたということだ。随分お粗末な話である。
それ以後、私は、見かけによらず慌て者というレッテルを貼られてしまった。

またある時、車で松山まで行って、ホテルの地下の駐車場に入った。
車から降りて靴を履き換えながら、通りかかった駐車場の管理人さんに、ちょっと尋ねごとをして、それからフロントに上がった。

フロントの方が、近づいていく私の足元をじっと見ている。ひょっと下を向くと、片方だけハイヒールを履き、片方は、運転用の突っかけだった。
この時は、やたら恥ずかしかった。

こんなこともあった。
携帯電話を使い始めた頃、ズボンのポケットに携帯を入れたまま、洗濯してしまった。このときは、携帯電話に記録してあった電話帳が全て消えてしまって、新しい携帯に知人の電話番号を入れるのに、大変な目をした。

そのとき、お店の方が、「大事な記録は、コピーしておくのがいいですよ」と、わざわざ言ってくださったのだが、こんなバカな失敗は、二度とするはずない、と思って、コピーはしなかった。それから一年もしないうちに、2度目の洗濯をしてしまったのだから、私は、本物の慌て者らしい。

いや、慌て者というよりは、ボケッとしている、ぼんやり者、ということかもしれない。

この性格、今もって変わらない。ただ、3度目の『携帯のお洗濯』だけは、していない。
 


2 件のコメント:

  1. Awatenは「あわて」から名付けていますので、ごまめさんには負けない自信があります。
    ズボンの裾からパジャマを覗かせて出勤とか、荷物を車に積み込むのに忙しくて、松山での結婚式にサンダルで出席などなど。

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    1. Awatenさん。そうなんですか?嬉しくなります。ふふふっ。パジャマの裾は、まくりあげたらすみますけど、サンダルではお困りになったでしょうね。

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