2012年4月19日木曜日

凡夫のこころ

これは、あるお寺(鳥取県東伯郡三朝町三徳山三仏寺)の掲示板に書かれている法話とか。面白いので載せておきます。

『凡夫のこころ』

気づいてみれば恥ずかしい  知恵も力もないくせに
己が力で何もかも  出来るやれると思い込み
生きているのも我が力  食うているのも我が力
誰の世話にもならんぞと  力む我が身の身体さえ
生まれた時から死ぬるまで  人のお世話になりどうし
吐く息吸う息みな空気  水一滴もみ仏の
恵みなければ得られない  おかげを知らず愚痴小言
我が身勝手を棚に上げ  人の落ち度のあらさがし
よその秘密を聞きたがり  言うなと言えば言いたがる
人が困ればうれしがり  友の成功ねたましい
少しのことを恩にきせ  受けたご恩は忘れがち
見よと言われりゃ見たがらず  見るなといえば尚見たい
するなと言えばしたくなり  せよと言われりゃいやになる
天の邪鬼ではないけれど  素直になれば敗けたよに
思う心のひねくれを  どうすることも出来ぬ我
あぁはずかしや我が心  地獄行きとは我がことよ
それを地獄にやるまいと  四十八願 手を広げ
救わにゃおかぬご誓願  弥陀のご恩の尊さを
知らせたまえる祖師知識  あぁありがたや南無阿弥陀仏

2 件のコメント:

  1. いい言葉ですね。その通り、何にも言うことはありません、納得です。でも、凡夫の悲しさ、実行は出来ません。

    そんな私でも阿弥陀様は救って下さる。有難いです。南無阿弥陀仏。

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    1. 今更mimiさんも私めも、凡人でなくなったら慌てますよね。
      凡人で終わること、まことにけっこうなことと思います。南無阿弥陀仏。

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