2012年5月5日土曜日

見えない鯉のぼり

「いいお天気でよかったなあ」と、青空を仰ぎ見る。
今日は、『子どもの日』なので、子どもたちは、それぞれに楽しい予定があるだろう。
鯉のぼり君だって、青空をバックに泳ぐのは気持ちがいいはずだ。

……なんて思いながら、UVカットの帽子を目深に被って鯉のぼり目当てに散歩したのだが、鯉のぼりは一向に目に入らなかった。
子どもが少ない上に、最近は、鯉のぼりは流行らないようだ。手間がかかるし、立てる場所が、セメンばかりの庭では無理なのだろう。威勢のいい鯉のぼりは、男の子らしくて、見る者まで元気をいただけそうなだけに、残念なことだ。

子どもが少ない、ということでひょっと思い出したのが、初めて日本に元気な五つ子ちゃんが誕生したときのこと。
昭和50年頃だった。『山下さんちの五つ子ちゃん』だ。お父様がNHKに勤めておられた関係で、記録として、生まれる前から6歳くらいまでを、ドキュメンタリとして毎年放映されていた。何ともいえず可愛いかった。
二男三女のお子様は、もう立派に成人されている。(小学校入学以後は、マスコミから切り離し、普通に育てられたので、TVには出ていない。)

一人でも大変な子育てを、一度に5人育てる家族のご苦労は、大変なのだが、それでもご両親は、立派に子育てをなさった。
今、日本には、五つ子ちゃんの産まれた家庭は、何軒かあるはずで、それぞれに、立派に成長されていることと思う。

人間の性格に影響のあるのは、遺伝か環境かということで、古くから医学・心理学の学者先生の命題であるが、どちらも影響はあるだろう。ただ、兄弟が多いのは、子どもたちの人格形成には、とてもいい環境となる、のは間違いないように思う。協調性も出来るだろうし、弱い者を助けることも覚えるし、いいことはたくさんある。勉強だって然りだ。おやつを与えてみたら良く解る。大きい小さいだって、寸時に見分けるだろうし、割り算など、教えなくてもちゃんと出来るから頼もしい。

これからの若い方たちにお願いです。どうか五つ子ちゃんを産んでください、とは申しませんが、たくさんのお子さんを産んで、たくさんの喜びと幸せを味わってください。少々無理してでもです。子どもを育てる幸せは、育ててみなければよくは解からないものです。



4 件のコメント:

  1. そうですね。子供いっぱいの地域はそれだけで元気です。鯉のぼりがまた泳ぎだすように若い方には頑張っていただきたいです。

    今日は曾孫の初節句で子供や孫達が集まっているようです。京都へ嫁に行った孫の子なので、私は欠礼しました。元気に育つように祈っています。

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    1. mimiさん、そうですか。おめでとうございます。
      元気に大きくなられますよ。mimiさんも、京都に出かけて曾孫さんとお会いできる日を楽しみにリハビリがんばってくださいね。

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  2. 鯉のぼり見かけないですね。男の子が弱いはずですね、鯉のぼりで男性を強調してあげないからね、、、、

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    1. 男の子は強く……と、昔からきまっていたんですけどね。喧嘩に負けて泣いて帰ってきたら、親も叱ったものです。(笑)

      *明日は、早朝から忙しい一日になりますので、ブログはお休みさせていただきます。m(_ _)m

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