2012年5月25日金曜日

年齢不詳


女優さんなど、年齢不詳のお方は、昔からよくあったのだが、最近は、一般の女性も、若々しくて、孫がいらっしゃるなんてウソのような方がたくさん出て来た。

顔だけではない。着ているもので年齢を判断することも出来なくなった。親子が、同じようなモノを身に着けて街中を歩いているのは珍しくない。

これは、とてもいいことなのだ。年を重ねても、生き生きとしてくる人が珍しくないという事でもある。よく言われていた「年甲斐もなく」とか、「いいトシをして」などというコトバは、聞こえなくなったし、年甲斐もない服を着ても、笑われないし、皆さん上手に着こなしている。
年齢という枠が取っ払われたのだ。

そして『ヒトにどう思われるか』ということではなく、『自分が自分をどうみるか』を大切にしているようだ。

婦人服売り場を歩いてみるとよく解る。
どの売り場も、年代を問わない商品が広がっていて、若者と同じ楽しみを求める元気な中高年がわんさといらっしゃる。

ただ、まったく若者と同じ売り場と言うわけではない。流行のデザインであっても、胴周りの太めのサイズがあり、お値段も、お高いものが並んでいたり、さりげない違いはあるのだ。それなりのプライドも満足させねばならないはず。

というわけで、私もあまりトシを気にせず、派手なものも着てみようかと思う。ただ、思うだけで、なかなか踏み切れないのは、いつもくすんだ色ばかりを着なれた者には、急に赤や黄色を着ても、相手を驚かすことは出来ても、「似合う」とは思えないからだ。
正直、『センス』から磨きなおさねばならない。……いや、歩き方、体型も……ということである。

と考えると、もう服装などより、気持ちや精神こそを若く保つことが大切と思うのだ。
気持ちだけでも、年齢不詳ということにしておこうか……。

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