2012年5月24日木曜日

集う

先日、我が家に仲良しの同級生が集まった。10人ほどだが、毎月ホテルに集まって食事会を兼ねて、おしゃべりをするのだが、ときには我が家に集まって来る。狭い家だが、1室だけ、広い部屋があるので、よく集会に使う。

皆さんは、「あんたの家は気易いけど、迷惑かけるからなあ」と言うのだが、迷惑そうな態度ではない。(笑)

事実、私も迷惑どころか、楽しみながら接待するので、客人も大きな顔で来てくださるのだ。

その日は、6月に開く『友の会』の相談だった。

昨年まで続いていた年1回の同窓会を、昨年一旦解散して、『友の会』として再出発した。入会希望者が、135名中、60名ほどである。この60名というのは、ほとんど今まで同窓会に出席していたお元気な方たちなのだ。

ただ、この年代のものは、明日倒れてもおかしくないトシなので、全員が揃うことは難しいだろう。

おかしなことに、仲間のほとんどがパソコンをされていない。教員の古手だが、時代が時代だったので、パソコンは手にしていないのだ。そんなわけで、同窓会の資料(名簿・近況報告のまとめ歌集など)をいつのころからか私がほとんど作ってきた。その製本やらの手伝いは、いつも仲良しが集まってきて、おしゃべりしながら手伝うのだ。

そうしたこともあって、私の手間を気の毒がって、皆さんが、簡単にやりましょう、ということで新しく再出発したので、手間は半減以下となつた。通知の往復はがきも、60枚ですむ。資料作りも簡素化したので、今年からは、枕を高くして『友の会』を迎えられるということなのだ。

私は、お節介者で、自分が「これはいい」と思ったことは、誰彼なしにお薦めするのだが、パソコンだけは、だれも乗ってこなかった。「機械に弱い」と言う。「弱くても大丈夫。私が出来るんだから、出来ない人はいない」と言うのだが、頭からする気がないらしい。

私は、車の運転免許を取ったことと、パソコンをいじくりだしたことは、私の世界をぐっと広げたと思っている。

だから、この二つは、皆さんにお薦めしてきたのだ。免許の方は、「貴女がとれるのなら」と、二人の方が取得なさったが、パソコンは、だれもついてこない。
今となっては、「今更このトシで」とおっしゃる。
「このトシだからやってみるのよ」と言ってきたのだが、もう私も勧めないことにした。「やれ、目が見えにくい」「腰が痛い」「足が冷える」「指の関節が痛む」などなど、集まるごとに増えてくる体調不良の訴えを聞いていると、(私だって、いつパソコンが出来なくなるやもしれぬ)と思うからだ。

老いに白旗を上げる日が迫りつつあるのだが、集いおしゃべりをすることは、ヘタな栄養剤より効果的だ。
元気でまた集まれることを願いながら、次回逢う日を約束して皆さんを見送った。

2 件のコメント:

  1. 会の資料作りって大変ですよね。大変そうな顔もせず引き受けているごまめさんはつくづく偉いです。

    「パソコン買うわ」と言った時、婿殿の目が真ん丸になったのを今でも思い出します、私はごく普通の気持ちだったんですが、やっぱり尋常ではなかったらしいです。友達が何人かパソコン買って講習にも行っていましたが、結局投げ出したのか、今使える人はおりません。

    でも、私は頑張ってよかったと思っています。ごまめさんのような偉い方とお付き合いできるんですもの。

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    1. mimiさん。私を「偉い」などと煽てないでくだされ。自分のためにしていることばかりですから。ほめられたら木に登るタチなので、危険危険。落っこちて痛い目にあいます。(^^)

      パソコンの講習は、多分、最初にどんどんと進めてけっこう使わないような難しいことまで教えるのでしょうね。
      私程度のことなら、誰にもできるはずなんですけどね。

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