2012年5月11日金曜日

洗髪

いつも使っているシャンプーを求めに行ったのだが、その店には生憎品切れでした。

売り場には、色々なメーカーの品が並んでいて、目移りするのですが、女性の皆さんは、決まった物を使っている場合が多く、自分の買いたい物がなければ、いくらたくさん並んでいても、買わずに出てしまうのではないでしょうか。

私は、「今回は、ちょっと変えてみようか」という思いがちらっと頭をかすめたので、いろいろと見ていたのですが、あまりにも種類が多くて迷ってしまいました。

いつも使っているものと、同じ程度の値段が付いている物を手にしながら、ふと、思い出すことがあって「くくくっ」と笑ってしまいました。

それは、五木寛之さんの『洗髪事情』というのを思い出したのです。

チコリさんという方が、教えてくれたのですが、内容は驚くことばかり。大雑把に書いてみます。

【髪はできるだけ洗わない主義だ。新人作家の頃は、年に2回ほど洗っていた。やがて、歳とともに、春夏秋冬の4回洗うようになった。加齢臭などというイヤな言葉が気になったせいである。
最近は、2か月に1度くらいの割合で洗っている。

直観的、経験的にいうと、髪を洗いすぎるのは、よくないと思っている。 今の若い人は、皆よく洗っているようだが、そのわりに若い世代に髪の薄い人が多いのはなぜだろう。

私があまり髪を洗わないのは、若いころ、しきりに海外を歩き回ったときの観察による。 

以前は、インドや東南アジア諸国には、一生髪を洗わない人々がたくさんいた。そういう人々の髪の毛が、実にたくましく旺盛に伸びている。

彼等や彼女等のゴワゴワと密生した髪を見るたびに、神経質に化学薬品で洗髪しなければ気のすまない若者たちのことを思う。

本当は、1か月に1度くらいが適当と思うが、なかなか無精でそうはいかない】

と、いうことだそうです。
こんな無精者の五木寛之さんですが、今でもふさふさとなさつておられるようです。しかし、これは、洗髪していないから、と断定はむつかしいと思いますが。(笑)
でも、たとえ洗い過ぎが髪に良くないと言われても、五木さんの真似はできませんが……。

そんな五木さんに言わせれば、『シャンプーなんて、どれも一緒ですよ。そんなもの、つけて洗わなくてもいいですよ』……でしょうか? くっくっくっ。(^^)










2 件のコメント:

  1. そうなんですか。知らなかったなあ。髪は洗うほど長持ちするものと、思い込んでいました。シャンプー剤には余りこだわりませんが、洗わないでいいい、という事は思ってもいませんでした。

    ちょっと、知るのが遅すぎました。今はもう頭に髪がなくてシャワー1浴びで済んでしまいます。

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  2. mimiさん。どう考えても、五木氏のおっしゃるように、洗わないのがいい、なんておかしいですよ。適当に洗うのが頭髪のためにいいと、私は思っています。
    洗い過ぎはいけませんけどね。若い人のなかには、朝も夜も洗う方がいますけど、よくないと思います。
    ま、洗わなくてもふさふさ、なんていうのは、人種にもよるでしょうね。

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