2012年6月4日月曜日

怖い感覚の麻痺


仙谷議員のお話を伺った。 

土曜日はTVで2つの番組に出演されたのを視聴。昨日はご本人直々のお話を伺った。原発再開問題、消費税、更に環境問題と、私たちに、分かりやすく解説いただいたのだが、一口に言うと、どちらの問題も、私たちが、考えている以上に、切羽詰まった現状であることが分かった。色々な関わりからの説明があったのだが、単純に私たちが反対してすむことではないことも解かる。

しかも、これらの重大問題の張本人である自民党は、口を閉じているし、民主党は、紳士的に口を結んでいるものだから、一方的に悪者扱いされている民主党だ。その中でも、仙谷が全てを牛耳っているかのように言われて、私たち応援隊としては、真実が知りたくて、直接お話しをうかがったということである。

今、急がねばどうなるか、ということは、日本や世界を全体的に見渡せる目で判断したものだけに、やはり納得せざるをえなかった。

誰しも、脱原発が、出来るものなら、明日からでも実行することは理想である。税も少ないほどいいに決まっている。

脱原発ということが、どういうものなのか。そのために、まず、私たちのできることは、何なのかも、あらためて考えることもできた。
それは、大変なお金のかかることだが、国民全員が、一丸となってやれば、10年20年と、頑張れば、クリーンエネルギー稼働も可能なことだとも教わった。そうしたことも、着々と準備しておられる。
今まで、それができていなかったのは、政治もその気がなかったこともあるが、東電その他、独占企業の邪魔があったのも大きな原因とか。

人間の本能的な欲望である自由と豊かかな暮らしは、なかなか次元を下げることは難しく、科学の発達が、私たちに何を与えてくれたのか、考えさせられることでもあった。

私たちは、今までの生活で、かなり感覚がマヒしているようだ。その証拠に、借金が1.000兆円を超えていると言われても、ピンとこないのだ。その利息だけで○兆円と言われても、分からないのだ。大きな金額とは思っても、よくは理解できない。
ある記事を引いてみよう。1兆円とは、どんな数字であるかを例示している。
1
兆円とは、毎日ひとりで古女が、百万円使っても、2740年使える額である。
日本国の借金は、大まかに言って、1.000兆円とすると、
数字に弱い私でも、1000兆円がどんな数字であるかは理解できる。
10兆円だと、1日1000万円。
100兆円だと、1億円。
1000
兆円とは、110億円づつ使い続けても、2740年暮らせるのだ。

膨大すぎて分かりかねる金額も、こうして細かく砕いて見ると、案外実感が持てる。
いや、そうは言っても、1億円がどの程度の使いがってのものか、使ったことも、手に持ったこともないので分からないのだから、どっちみち分からないのだが。(笑)

ただただ、大きな額の借金だと驚くばかりである。

もし、こんな借金を、国が払えない破産ということになったら次世代の人達は、どんな生活を強いられるのか……。国がパニックに陥るなんて、想像するだに恐ろしい。

消費税は、可愛い孫や子を、どん底に落とさないためのものなのだ。
ほんとに私たちの将来も大変。
しかし、
この大改革は、嫌われてもだれかがやらねばならない改革。選挙に勝っても負けてもだれかが、早くやっておかねばならないことだと、仙谷さんはおっしゃる。

そのお話しぶりからも、ああ、国民のことを、本心心配してくれているんだなあと思った。○○が先だ、という政治家たちを、「いつまで 寝ぼけているのか。国民がわからなくても、政治家なら、この現実が分からないはずはない。いや、ほとんどの政治家は解かっているのだ。」と、厳しい。

わが身を守ることを第一とする政治家も、もう時代遅れだと、あらためて再認識した日だった。この一大事に、自分の身辺を守るだけの政治家に、何が期待できるのか、と私たちは思う。
日本では、まだ民意が低いので、消費税を持ち出したら勝てない、というのだが、そろそろ、国民も、そんな恥ずかしいことをいわれたくない、と目覚めてほしい。



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