2012年6月17日日曜日

野田総理殿


賛否両論を抱えたまま、原発が稼働する方向に動き出しました。

もう、この問題は、「憲法改正問題」と同じように、理論的には解決出来るような問題ではないように思います。
私たちは、原子力発電のことは、いくら説明されても、解からない科学の素人ですから、安全か安全でないかは、専門家にお任せるしかない問題なのです。

反面、電気が不足すれば、どうなるか、という問題は、丁寧に説明していただくと、私たちにも納得できます。

ただ、納得できてもどうあっても原発反対、何がなんでも反対という人達がいてもおかしくないし、それはそれで止むをえない、と思うのです。

私としましては、自分のことだけに限れば、熱帯夜も、クーラーが無くても網戸で何とか田んぼの風を引き入れれば熱中症になることもありません。先日も、電柱立て替え工事とかで、何時間か停電しましたが、どうということもありませんでした。

しかし、都会の高層ビルに住む方たちや、病院、工場で機械を動かしている方たちにとっては、これは大変なことと思います。『風が吹いたら桶屋が儲かる』じゃないですが、『電気が止まれば首がとぶ』人も出てくるのが現実です。ただでさえ低賃金、請負社員、アルバイト社員が広がってきた現在、景気の回復などは程遠いことになるでしょう。

国民も国も理想としている【クリーンエネルギー】に置き換えるという大仕事は、すでに始まっているようですが、これもとてつもない大仕事で、お金と熱意と歳月がなければなかなか進んでいくものではないようで、今すぐに間に合うものではありません。

こういうことは、国民にもっと解かり易く説明していただく必要がありそうです。いや、これは私たちも知るための努力をして行かねばいけないと思います。

そして最もいけないのは、マスコミの勝手な報道です。もっと大切なことを国民に知らせてほしい。ただただ、国民の不安をあおるだけの報道は謹んでいただきたいものです。


それにしても、この最近の大きな問題、社会福祉、年金、消費税、原発稼働と、センセたちの忙しそうなこと。ネジレ国会のもたらす弊害もあろうかと思いますが、国会審議、委員会審議と、何かにつけて答弁に引っ張り出されている総理や大臣のお気の毒なこと。じっくりと考え、研究をする暇があるの?と思ってしまいます。

野田総理殿、過密スケジュールでもお痩せになっていないことは解かりますが、野党案を飲まされる度に、歯ぎしりして奥歯が擦り減る?のではごさいませんか?

どうか、命をかけるという国家の一大事なればこそ、小渕総理のように倒れたりしては大変です。どうかお大事にしていただきたいものです。

民主党が、政権交代後、過去の瓦礫処理に精力をすりへらしてしまうだけでは、政権交代の意味は半減します。これから頑張っていただきたいと思っている国民は、大勢いるはずです。

今後はどうか、民主党の人材育成にも、力を入れていただきたいと願うものです。人材不足などと言われては情けないです。

私たちの県には、「この方なら、日本の将来を託せる」という信頼できるプロフェッショナルな政治家・仙谷由人氏がいらして、後輩の高井美穂・仁木博文衆議院議員、中谷智司参議院議員が、いつも仙谷議員を見習って成長してきました。すばらしい成長ぶりです。
将来は日本を背負って立つ政治家に育ってきました。
このような議員をどんどん育成していただきたいものです。

私の率直な思いを書きました。




2 件のコメント:

  1. ごまめさんの、おっしゃるとうりです。マスコミの報道関係は今の政府のダメージになることばかり放映し書きたてますね、何を信じたらよいのか若い人が政治に無関心になるのが無理ないですね・・・今の政府に託して日本が良い方向に舵がとれますように祈ります。

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    1. 私の書く政治がらみの話には、反発なさる方もいらっしゃると思いますが、kyamiさんのようにおっしゃってくださったら、心強いです。(^^)

      まだ始まったばかりの民主党に風あたりが強くて、育てていくという意識がないのが残念ですね。

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