先日、NHKのTV番組をみていましたら、新型栄養失調という、聞き慣れないことばを耳にしました。70歳以上の高齢者4人に1人が新型栄養失調というのです。太ってる痩せているの体型に関係なく、なるというのです。何故新型なのかというと、20年かけて、やっと分かったので、新型栄養失調という名がついたそうです。以下に、まとめてみます。
一口にいうと、今までは、血液中に、アルブミンという万能タンパク質が、3.8以上あれば、よいとされていたのが、この研究結果では、3.8以下は、危険、3.9から4.2までが新型といわれる危険状態で、この新型栄養失調の人の老化死亡率が、2倍、すなわち、この新型栄養失調の人は、老化の進み方が2倍速くなるということだ。
身体の成長は、蛋白質のおかげなのだが、老化は、【乾いて歪んでちぢんでいく】ことで、年とともに色々な機能が弱くなっていくのだが、加えて蛋白質の不足で、ますます老化が進むということなのだ。
ただ、この結果、食生活を改めた人と、やや改善した、改善した、の3グループの死亡リスクを調べたら、改善無しのグループを1とすると、やや改善が0.63 改善が5.3と、半分になっている。この放送では、動物蛋白質、肉を食べると、調子がよくなるのは、当然で、年寄りだから、野菜中心ではいけないとのこと、ということで、肉を食べることを薦めている。
戦後身長がのび、寿命が延びたのは、食生活が大きく関わっている。これからの食生活は、病気を標的にした食事ではなく、老化を遅らせる即ち、心と体の健康のために、言いかえると、素敵なシニアになるために、食事をしていく。量を減らしたり、欠食するのはよくない。目安の表で、毎日チェックしてみよう。食べたら○印をつけ、1点とする。平均9~10点は、寝たきりになりにくい。平均8点以下から、リスクがみえはじめるので8点以下は、食生活を改善していこう。
と、まあこんな放送内容でした。NHK放送だったので、見られた方も多いかと思いましたが、念のために表も載せておきます。とくに蛋白質の多い肉、魚、卵は、1食にどれかは摂取することだそうです。
1日
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肉類
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魚類
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卵
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乳品
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大豆
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野菜
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芋類
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果実
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海藻
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油類
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計
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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10
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何でもまんべんなく食べましょうということでもあるようです。
私も、食事は何でも食べます。料理を何種類か作ります(たいした料理ではないんですが)、主人は沢山あるなぁと、言いながら食べています。ごまめさんの、おっしゃるように表を付けてみようと思います。
返信削除多くなくても、必要な量は、食べなければならないようですね。質のいい生活をするための食事というか、たんに、命を引き延ばすということではなく、……ですよね。
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