2013年3月13日水曜日

国会中継


民主党が野に下って以来、……というより、仙谷さんが、議員を退いて以来、国会のTV放送は、見ることがいやになってしまった。それは、贔屓にしていた民主党云々というよりも、安倍首相その他野党の連中が、あまりにも【前政権の間違い】を云々言うその態度が何とも気分を悪くしてしまうのだ。

ある辛口の評論家のブログを読んでいるのだが、その方は、

民主党の最大の失敗は、3年余も政権の座にありながら、国家権力を仲間割れに使うだけで、自民党の悪政暴露に使わなかったことだ

と書いている。むろん、仲間割れ云々ばかりであったわけではないが、悪性暴露に関しては、殆ど国民の前には、封じていた。紳士的と言うべきか。いや、だから国民は、たった3年半の間に、自民党を再び政権の座につかせてしまったのだろう。紳士的な美学では、この世知辛い政界を泳ぎ切ることは難しいらしい。

そんな恩義もどこえやら、自民党は、有ることないこと民主党が出来なかったことをやる、とばかりに言いふらす。私の気分がよくないのは当然だ。

そのブログには、11日の予算委員会での、前原氏の発言内容【民主党政権当時のTPPをめぐる米国との事前交渉において、米側が自動車の非関税障壁撤廃や、かんぽ生命保険の内容変更などを日本のTPP交渉入りの条件として要求していた事を明らかにした】こと、そして、更に、『われわれは、あまりに日本に不公平だったので妥協しなかった。安倍政権は妥協して交渉参加表明をすることはないですね』といった発言を取り上げている。「無論、こんなことを言う民主党は、返り血をあびる。自分たちも、同罪なのだから。それを覚悟の切り札的発言は、【国民の知る権利】を復権させることにつながればいい。これを機会に、政権政党時代に知り得た「不都合な真実」のすべてを国民の前で告白すべきだと思う。それこそが、民主党が自らに向けられる批判を帳消しにして余りある評価を国民から得ることになると思う」……と。

こんな前原発言が、民主党にプラスになるのかならぬのか、私にはよくは分からないが、それにしても、論客仙谷氏が民主党議員の座を外しているのは、残念なことである。

*3月16日(土)BS朝日放送、午前10:00より生放送で、「仙谷由人氏に問う!これでいいのか民主党! 云々」ということで、【激論クロスファイア】で生出演の情報が入っています。興味のある方は、ご覧いただけたらと思います。

2 件のコメント:

  1. 前総理の野田さんに代わって、安倍総理に言い返してやりたいです。「嘘つき総理とね」。悪びれた顔もせずに、こんな大きな問題を、騙してて政権を奪回したのかと思うと。今言っていることが皆、騙されて要るように思いますね・・・

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    1. どう贔屓めにみても、このままうまくいくとはおもえませんね。ああコワ。

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