2013年3月3日日曜日

桃の節句


ひと足早い桃の花を付けた小枝が、お花屋さんやマーケットに並んでいます。
桃の節句といえばお雛様の出番です。女の子の健やかな成長と幸せを願って飾ります。
お雛様に飾られる一対の樹は、桃ではありません。向かって左が白い花に黄色い実をつけた橘(たちばな)で、右がピンク色の桜です(桃じゃないですよ!)。これは「右近の橘」「左近の桜」と言いますものね。

しかし、もう我が家では、お雛様を飾ることはなくなりました。立派なお雛様は、大きな箱幾つかに入れられたまま、戸棚にしまわれて、10年がたちました。孫ふたりが、お雛様を飾ることに、興味がなくなったのと、飾るのも片付けるのも、大変な手間のかかることなので、おとなたちも「ま、いいか」ということになってしまったようです。

我が家だけではなく、雛段を立てる家は、少なくなっているようですが、ちょっと淋しい気がします。
お雛様も、どう考えても気の毒です。暗い戸棚の中で、じっと耐えています。ひょっとして、鬱になっているかもしれません。()

徳島県の勝浦町というところには、ビック雛祭りというのがあって、会場では、2万体以上のひな人形が飾られています。メインは高さ約78mもあるような大きなピラミッド状の雛段が作られています。雛人形は全国から寄せられたもので、(供養料として5千円?が必要)不要になって送られてきたお雛様や人形が、大きな会場に、所せましと並べられています。
毎年送られてくる数が多くて、多分困っているのではないかと思います。送る方も、家には置いておけば場所をとるし、そうかと言って、捨てることも出来ないない、ということで、噂を聞いて送りつけてくるのでしょうね。

私も何度も観に行ったのですが、ひな人形の可愛い優しいお顔が何とも言えません。
地元の方たちの作った散らし寿司や、お餅、ういろうなどが売られていて、それをお土産に買うのも楽しみの一つです。

また、今年も誘われて行く機会があるかも知れません。(^^)

2 件のコメント:

  1. 女の子のいなくなった家にお雛様だけが取り残される。困りますね。捨てる訳にも焼く訳にもいきません。「こんな大きなお雛様いらんかったのに」今になって婆ちゃんが怒られる始末。その時は必要だったのに・・・

    今日は施設もお雛祭りでした。手毬寿司に茶碗蒸し。折り紙のお雛様を付けて、と言う具合。こちらは忘れていて「アラー、お雛祭りだったんだあ」暢気なものです。

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    1. 至れり尽くせりの施設ですね。独り暮らしの方に比べると、施設で暮らす方が、ずっと刺激になっていいですね。羨ましいわ。(^^)

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