2013年5月13日月曜日

権力


昨日の時事放談の司会者【御厨 貴】氏が、こんなことを先日、朝日新聞に書いている。

「……民主党は、残念ながら、小沢を例外として、【権力】に対して批判は出来ても、拒否感覚のあまり、権力と、寄り添うことが出来なかった。自民党が、当たり前のように使いこなしていた権力を前に、たじろいだ」と。

自民党は、権力を私物化することはあっても、弱者である国民のために使うことはしなかったのだが、「統治」の難しさをかいまみたように思う。「権力」を弱者のために、正しく使う。これができなければならないということだろう。

そういう意味では、権力を正しく使ってあの大震災の時、素早く活動できるための働きをしていたのが、仙谷議員だつたのだ。
被災地の市長さんが、衆議院選挙のとき、仙谷氏の応援に駆けつけてくださり、「仙谷さんだけが、頼りになった。すばやく対応してくださったのは仙谷さんだけだった」ということばを県民の前でおっしゃっていたのを思い出す。
 
いざというとき、国民の命を守ることが第一のときに、条例だの法律だの言っておれない場合があったのだ。そんなときの仙谷議員の働きこそが、市長さんには、有難かったにちがいない。

仙谷さんは、どんなときにも、国民のためには、へっぴり腰にはならないのだ。ま、これも、実力がなければ出来ないことだが……。

1 件のコメント:

  1. 権力の行使と言うのは両刃の剣かもしれません。なにしろ、昔から権力をめぐる争いは絶えなかったように思います。正しく使はなければならないのは、当然ですが、なにしろ人間ですからねえ。

    神様のようにはいきません。神様と言えば、曽野綾子さんの文章を読んでから私は神様が大嫌いになりました。

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