2013年5月3日金曜日

出版記念会


今年の始めにもここに書いたのだが、昔、小沢一郎議員等(自民党)が先頭に立って作ってきた原発の後始末をまかされていた元民主党幹事長・仙谷由人氏が、【エネルギー・原子力大転換】という著書を出版された。

福島の原発問題、東電の問題等に、深く関わりながら、いかに脱原発を推進していくか、ということに、日夜駈けずり回られた著者。「影の実力者」が明かす「2030年原発0」の舞台裏、というか、電力会社、官僚、反原発派との交渉秘録、ということで、私もおもしろく読ませて頂いた。その本の出版記念会である。

人、それぞれ信念というものがあって、それによって行動言動がなされると思うのだが、前任者のしてきたことであっても黙々と、泥を被っても何とかせねばと頑張ってきた仙谷さんが、国会に戻れなかったのは、こうした陰で、人の嫌がる仕事、しかし、誰かがしなければいけない仕事をしてきたために、こともあろうに原発推進派の先頭にたっている、と誤解されてしまったことも大きな原因だったように思う。

仙谷さんは、「私の仕事は、やり残しがあるが、それらをよく考えて引き継いでもらわねば、将来は困ることになる。やってくれればいいのだが、その気配がない。今は、何とか景気回復などと言っているが、このまま、自民党政策をおしすすめていくと、必ずほころびが出てくる。日本は、資源のない国。電力会社は、すでに軒並み赤字、値上げ。中小企業も、殆ど良くははなっていない。物価は高くなっても、給料は上げられない状態。このマイナス面の手当てを考えずに、出口政策を考えずに突き進んで行くと、いつかは、仙谷を必要とすることになるだろう」と。

今、すぐにでもしなければならないことが、仙谷不在で出来ない、というこの悔しさ。党派を超えて、日本の国に、なくてはならない人物を落とした責任を県民はよく考えてほしい。

安倍政権は、憲法改正憲法改正と、大上段に構えているが、もっと大事なことに目が向いていないようだ。軍隊、軍備をする前に、しなくてはならないことはどうなるのだろうか……。
国民が、安定した生活が出来るという基本的人権は、憲法で守られている。この、憲法違反は、どうなるのだろう……。
国民は、憲法改正なんか、今ばたばたしてほしくない。どっち向いてるんだ!と叫びたいのだ。

2 件のコメント:

  1. ご盛会でしたでしょう。おめでとうございます。お疲れ様でした。

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    1. ありがとうございます。仙谷フアンは、ほとんど仙谷さんの実力を知っていらっしゃる方が多いので、落選後も、変わりなく応援されています。

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