2013年5月27日月曜日

原価と儲け


色々なものの値段があがっている。円安は、外国から仕入れるものが高くなるので致し方ないのだが、生活用品や食べ物の値上がりは、有難くない。

たとえば、うどんの玉の原価が10円上がったら、今まで、300円だつたうどんが、310円になるのかと思うのだが、商売というのは、そんなに物差しで計ったようにはならないのが現実だろう。利益だって、あげなければならないかもしれないし、原価があがっても、利益を少なくしても、値段を上げられない場合もあるだろう。ま、一般的には、じりじりと物価は上がりつつあるようだ。このままだと、収入は変わらず、物の値段があがっていく、ということで、なかなか暮らしは楽にはならないだろう。

先日、友達と、昼時に回転寿司に入った。一皿105円だ。そのとき、知らない隣席の人が ウニのにぎりを食べながら、「ウニの原価は、85円。店は、ウニが売れても儲けが少ない商品だ。と笑っていた。ま、ウニより納豆巻きや卵巻きが好きな私のような客もいて、つり合いがとれるのだが。()

店を出てから友達が「ちょっと小さくなってるわね、握りが」と言う。あまり回転すしに入ってないので私は気が付かなかったが、値段が同じでも、大方の仕入れの値があがったので、小さくなっても不思議はない。

品物が上がって、握りの大きさが小さくなつても、働いている人の給料は、なかなか上げてはくれないだろう。人件費を上げるためには、ますます小さな握りにしなくちゃいけないだろう。() 

素人の私が思うには、お水を売る商売とドリンクバーのような店は、随分と儲かるだろうと思う。お水は、ただ同然。ドリンクだって原価なんか、ただみたいなものだ。オレンジジュ―スなんていっても、本物のオレンジを絞ったものじゃない。5円か10円のジュースを200円も、それ以上にも売っているのだから。大かた席代と思えばいいのだが。() 
ま、ジュースは飲み放題なんていう、子どもの喜びそうな店もあるらしいが、そんなジュースは、いくら飲んでも 店としてはあまり痛くはないのだろう。そんな店は、子連れのお客がよく行く。ということは、何度も来てくれるということで、店にとってはいいお客さんなのだ。 

ともあれ、世の中、あちらを立てればこちらはたたず、でなかなか安倍さんの言う好景気のお相伴にあずかる人たちは少ないようだ。給料が上がったなんて話、一向に聞こえてきませんねえ。

2 件のコメント:

  1. 経済は難しくてよく分かりませんが、確かに給料は上がってないようです。お寿司が小さくなったかどうかは、食べに行かないので分かりません。

    うちの食堂の材料がどうか考えて見ましたが、毎日違うものが出るので食べていてもよく分かりません。唯、食費はちょっぴり上がりました。茹で蛙状態で気が付いたらとんでもない事になっているのかも分かりません。

    返信削除
    返信
    1. 私も経済のことなどよくわかりませんが、不安なことはいろいろありますね。しかし、もう、お金が無くなれば、買わないだけの話ですからね。(笑)

      削除