2013年6月16日日曜日

思うこと


最近、新聞を見ても、広告を見ても、目につくのは、美しい顔をした女性をモデルにした、若返りだの、皺取りだのと言った化粧品や、栄養剤の宣伝である。えっ?この顔が65歳?と驚くような若い顔の高齢者だ。こんな方たちを、前期高齢者と呼ぶのはおかしいと思うのは、私だけだろうか。平均寿命が男性女性共に80歳代の時代に、65歳を高齢者とは、何となくふさわしくない。ま、健康に恵まれていない方と、元気な方とは、かなりの違いがあるのだが、一律に年齢だけで、「前期高齢者」だの、「後期高齢者」だのと、括るのは止めて、ご本人にお任せしてはどうだろう。
「まだ、高齢者ではない」と思う方に、高齢者のレッテルは似合わない。高齢者の恩典を受けるのも似合わない。中には、高齢者だからと言って、社会に甘えることはしたくない、と言って、死ぬまで「高齢者」を辞退する人が出てもいいではないか。

「一生現役」と頑張る方もいる。これからは、若者が少なくなってくる時代。60歳すぎても、働きたい人たちには、しっかり働いてもらうことが、生き甲斐や、健康にもつながることになるだろう。

 
友人のSさんは、家の中では、現役だ。農業を営む息子さん夫婦と一緒に畑仕事を一人前にやっている。後期高齢者だが、家の中では、そんな待遇は受けていない。働けなくなったら、自分から言って引退するという。きちんと日当は頂いて、お洒落な服も着ている。生き生きと暮らしているSさんは、「後期高齢者」なんかじゃない。……と、私は思っている。

 

2 件のコメント:

  1. 自分で決める・・いい考え方かもしれませんね。

    ただ、混乱はするでしょうね。外から見ると明らかに1人前の仕事は出来ていないのに、自分では若い物より役に立っている。と思い込んでいる人もありますから・・・

    認知症の人なんか90歳でも20歳だ、と言う人も出てきそう。

    返信削除
    返信
    1. ま、何をするにもむつかしいわね。(笑)


      レッテルだけなら、どうでもいいんだけど、それに色々な福祉問題が絡むと、問題がたくさんあるわね。

      削除