驚いたことに、平成25年版の「自殺対策白書」によると、20代30代の死因の第一は半数近くが自殺という。国も、これは何とかしなければと慌てているようだ。
この日本の自殺者は、国際的に見ても、突出していて、若者だけをみてみると、先進七カ国では、死因が自殺というのは、日本だけらしい。
私は、幼い頃から死の恐怖があったくらいで、自殺など、考えたこともなかった。もし、死んだらどうしよう、死ねば家族と別れなければならない、なんて思って泣いたことがあるくらいだった。
大人になっても、どんなに辛いことがあっても死ぬことなど、本気で考えるようなことはなかった。考えてみると、極楽とんぼというよりは、死ぬことがひどく恐怖だったと思う。
この歳になって、もういつ死んでも悔いはない、という心境になっているのだが、それでも死ぬことより、生きていることがずっと楽しいし、生きたいと思っている。
これは、言いかえたら、自分を大事に思っているということかと思う。大事な自分なので、命を守ることは当たり前のこと。どんな自分であっても、それを受け入れて、ほとんどの人たちは、そうして命を大切に生きているではないか。
自分を愛することが出来なければ、人を愛することもできないと思うのだ。
学校でも、最近は心理カウンセラーといった専門家も配置しているようだが、心を病む人たちが増えていることも事実である。
しかも心配なのは、こうした人たちが、若者だけではなく、30代40代と増加しつつあると言う事だ。職を追われる、会社が倒産する、子育てが思うようにならない、親の介護が大変など等、重たい問題がおおいかぶさってくるのは、若い世代だけではないだろう。まして、格差社会がひどくなってくると、自殺をしたくなる人達が減ることはなさそうだ。
人生は、悲観ばかりしていては、幸せにはなれないし、失敗は当たり前。たかだか20年や30年生きて、絶望などしてはいけないと思う。「人間はみんな苦労や悲しみや努力をしながら、小さな幸せを積み重ねながら生きていることを、若い人たちは知ってほしいと思う。
ごまめさんのお説ご尤も、異論を言う余地はなさそうですが、一言だけ。ごまめさんは死を考えるほど追いつめられた事がないんだと思います。お幸せです。
返信削除私は結構ありますよ。死ぬ勇気がなかっただけです。それに残された血縁の事を考えると、とても、そこまでは出来ませんでした。田舎のしがらみは凄かったですからねえ。
今は極楽とんぼで毎日が過ぎて行きますし、死は何をしなくても自然にやってくるでしょう。
>。ごまめさんは死を考えるほど追いつめられた事がないんだと思います。
削除おっしゃる通りかもしれません。ただ、今とちがって、死ぬことが怖くてイヤなことは、異常なほどでしたからね。
ひょっとして、土壇場が来て、「死にたくな――い」って叫んだりして。(笑)