2013年9月10日火曜日

もったいないこと


先日のNHKTVで、沢山の残飯や、食料品が、捨てられていることを放映していました。驚きました。

戦中戦後、お腹をすかして、しゃもじにくっついたご飯粒1粒も捨てることなく、口に入れていた者にとっては、【ああ、もったいない】と、涙が出るほどの思いでした。

私たちの食生活は、昔と大きく変わりました。食べ物も、国内だけではなく、外国から半分以上輸入しています肉や卵を食べる量は 10倍になり、えさとして使う穀物の量も急増しています。現在、えさ用のトウモロコシや大豆は98%が輸入しているそうです。

そうした外国から買っている食糧というのに、廃棄量は3000万人分(途上国の5000万人分)の年間食料に匹敵しているとか。日本の食品廃棄の実に半分以上が家庭から捨てられているそうです。

ネットによれば、この家庭からでる残飯の総額は、日本全体で年間11兆円。これは日本の農水産業の生産額とほぼ同額です。 さらにその処理費用で、2兆円が使われています。

日本は食糧の半分以上を輸入しながら、世界一の残飯大国なのです。

捨てられているのは、残飯ばかりではないのです。賞味期限切れのものもありますが、まだ、賞味期限前のものまで、捨てられているのですから、これも驚きです。
流通の中で、卸屋さんが、商店に収めるのは、賞味期限の長さによって、収めることが出来ないものが出てくるので、そうしたものを、捨てるか、安く売るか、ということになるそうです。

簡単に言うと、、私たちは、牛乳でもお菓子でも、ちょっとでも賞味期限の長いものを選んで買っていると、賞味期限の近い物が売れなくなる、ということなのです。

そういえば、いつもお菓子など安売りの店があります。よく見てみると、賞味期限が普通の商店では、3か月あるものが、1か月だったり、2か月といったものが多いのに気付きました。仕入れが、安くなっているのでしょう。

今日は10日。私たちに出来ることは、たとえば、牛乳でも短い期間に使い切るようなものは、奥に並んでいる日付けの20日ではなく、賞味期限に近い15日というのがあれば、その品物から買っていくことだと思いました。返品や廃棄が少なくなるはずです。

こうしたことで、店からの廃棄量を少なくしたり、冷蔵庫の中につめこんで、腐らせたりすることのないようにして、【もったいない】ことをしないように、気をつけねばと思っています。

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