2013年9月1日日曜日

九月だ……


朝からむしむしとするし、雨も降り出した。台風も、襲いかかることもなく、ただ雨だけを降らせて行く。大抵は、台風がすぎると、急に涼しくなって、それまでは、口癖のように暑い暑いと言っていたのに、朝、窓を開けるとさっと冷たい風が吹いてきて驚かされるのだが、さて今年は、そんな日は何日後になるのかなあ……。

 
今日は日曜日。あすから2学期が始まる学校が多いはず。今ごろは、親子で宿題のあれこれを仕上げている家もあるかもしれない。

宿題の好きな子はいないというのに、学校は、どうしてたくさんの宿題を子どもに背負わせるのかなあと、元教師らしくない思いを抱いている。どんな宿題でも、優秀な子は別として、普通の子は、自分ひとりで何もかも仕上げていくのは難しい。とくに、理科だの社会だのは、親や家族の協力が必要な場合が多い。

紺屋の白袴で、私の家では、あまりかまってやらなかったのだが、反省はしている。6年生のときの、読書感想文を見て驚いた。4年生のときに、買い与えた本の題名と同じなのだ。聞くと、3年間、同じ本の感想文を書いたという。本人は、内容が違うから、いいとすましていた。息子は、456年と、同じ先生に受け持たれているが、先生も気が付かなかったらしい。
息子は、特別な子ばかりを贔屓する男先生を尊敬できない、と思っていたようで、そんなことも、おとなになって聞かされた。そんなことにも気付かなかった親なので、偉そうなことは言えないし、時代が時代で、競争社会は、子どもの時代からはじまっているのだから、しかたがないことかもしれない。

 
今日は防災の日なので、各地で防災訓練などが、行われている。テレビや新聞で、何度となく、防災について聞いているうちに、何となく耳慣れてしまって、切実感がなくなっている。いけないことだと、反省するものの、心のどこかで、どこにいても、死ぬ時は死ぬ、なんて思っている。年のせいだろう。どんな状態になっても、私を助けようとして、犠牲になる人だけは、出したくないので、心しておくことが大切だと思う。

 
周りの田んぼの稲の穂が、深く頭を垂れている。もうじき、稲刈りも始まる頃だが、秋雨の季節でもあって、よい天気に恵まれる日は、まだ少ないようだ。

松茸ご飯が食べたいなんて思わないが、早く、紺碧の雲一つない秋空が見たい。赤とんぼが、高い青空をすいすい飛んでいくのを、早く見たいものだ。

2 件のコメント:

  1. 9月ですね。秋です。2学期が始まります。マア、関係はないですけどね。そう言えば夏休み即ち宿題って感じです。

    子供の宿題にはあまり手を出さなかったような気がするのですが、孫の宿題には、しっかり手出ししました。でもあまりいい評価は頂けませんでした。あれは親の力比べみたいなものですね。

    贔屓する先生って結構いますね。私の周りには元先生が沢山おられますが、贔屓したと、噂のある先生は大体同じ人生観を持っていらっしゃいますね。今頃気がついてもどうにもなりません
    が・・・80歳になってまだ噂されてますから先生方お気をつけて・・・

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  2. ホント。いつまでもしぶとくうらまれていると思いますよ。(笑)

    贔屓するなら、恵まれない子、悪さでいつも叱っている子を贔屓しなくちゃね。(笑)

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