2014年1月16日木曜日

百舌の会


以前にも書いたと思いますが、【百舌の会】というのは、近辺に住んでいる同級生10人ほどが毎月集まっている会の名前です。名前の通り、おしゃべりの会です。昼食をしながら、政治の話をしたり、老後の話、学生時代の思い出話と、話題は尽きません。市内のホテルが会場であったり、我が家が会場だったりするのですが、我が家は時間に縛られず、大きな声で笑ったりしゃべったりするには、持って来いの場所とあって、人気がいいのです。何しろ、耳の遠い方が何人かおりますから。()

今日は、体調の悪かった二人の欠席がありましたが、百舌の会でした。全員が教員の古手なので、相手の経済状態も、好く似た者どうしですし、何をしゃべっても、心配のない会なので、皆イキイキとしゃべるのです。聞いているだけでも楽しく、笑いが絶えません。

今日は、最近亡くなった同級生の話題から始まって、学生時代の思い出話に花が咲きました。Aさんが忘れたことをBさんが憶えていたり、Bさんが記憶にないことを、Cさんが記憶していたりして、当時の学生生活の絵巻物が鮮明に浮き上がります。苦しかったことも、残念だったことも、総てが懐かしく笑いに包まれてしまいます。

中でも特別記憶のいいDさんなどは、本人はすっかり忘れていることをしっかりと憶えていて、本人にとっては、人ごとのような過去の言動をあぶり出してもらったりします。「へえーっ、そんなことあったのかしら?」と、浦島太郎のような気分です。私も、Dさんのおかげで、今日もすっかり忘れていたことをいくつか聞かされました。()

戦後のまだ不自由な生活をしていた頃の貧乏話は、やはり、家が農家であったEさんは、あまりひもじい思いをしていません。食糧だけではなく、物々交換で、衣類などにも不自由はなかったようですから、土地を持ち、食べるものがあるということは、いつの時代も強みだったようです。そうした経験もあってか、農家の年寄りは、土地を減らすことはとても嫌がるのです。若い方たちには、そうした気持ちは、あまり分からないと思いますが。

夕方になって、「あらら、もうこんな時間だ」と、皆さん慌てて帰り仕度でした。「来月もここでお願いしたい」という皆さんのご希望。「あなたには、迷惑かけるけど」と、一応は気の毒かけるなんて言ってくれます。()

私もイヤなことはしない主義なので、けっこう楽しんでいますから、「どうぞどうぞ」ということになりました。

来月は、全員、元気なお顔でお越しいただけたらと思っています。

2 件のコメント:

  1. ごまめさんは色々なお役をこなされますね。名刺に書くとしたら裏表使わないと間に合わないくらい・・・・・

    それはさて置き同窓生と言うのはいいものですね。大抵の話は説明なしに通じます。上下関係もないから、遠慮する必要がない。境遇も大抵似ている。よく似た道を歩むことが多い。どれも、貴重な交友関係です。

    今も同窓会が続いているなんて羨ましい限りです。私の所なんて疾うに消滅しました。半分はあの世へ。4分の1は病気、お世話係なんてある筈ありません。勿論、正式な同窓会は活躍しています。問題にしているのはクラス会の方。そして楽しいのはこちらです。

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  2. 同じ学年じゃないとね。
    同級生というのは、ほんとに何の遠慮もいらないですから、楽しいのでしょうね。
    学校そのものの同窓会なんてあるのかしら。そんな通知いただいたこともないし、行くつもりもありませんけどね。

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