2014年1月27日月曜日

前向き


まだ70代のある知人が悲観的なことばかり言うので、「貴女はまだ若いのに、えらい年寄りみたいに過去はよかったとか、今はつまらんとかばっかり言うのね。そんな思い出に溺れていちゃあだめだわよ。私はもう83にもなっているけど、過去や思い出したりするのは、せんことにしてるんよ。それよりこれからどうするかと前の方ばっかりしか見てないわよ」と言うと、「昔のよかったことでも思い出すことが無かったら、ますます落ち込む」と言うのです。

ま、思い出は財産とか言いますが、思い出して今を悔やむための思い出なら、無い方がいいとさえ思います。思い出を語るときは、懐かしく笑って思い出せるときだけでいいのです。


私は極楽トンボなので、いつも、今が一番いい時と思いつつ生きてきました。苦しい時代でも、そう思うことが出来たのは、前向きに生きてきたからだと思っています。
私は、人様には、「もうトシだから、半分ボケてます」なんて言うのですが、心中は、「まだ83歳。まだ若いじゃないの。これからだわ」なんて、言い聞かせているのです。
これは、本心ではないのですが、そう思うことが大切と思うからです。気持ちの持ち方が大切だと思っているからなのです。

残された時間の殆どを過去の追憶に費やすのは、もう動けなくなって、頭も怪しくなって来た時、お迎えを待って居る時に、楽しく思い出してにっこりと笑っていたらいいのです。残された家族は、「ああ、いい一生だったのだ」と、安心して送ってくださるでしょう。
世の中には、高齢者になってから、新しい生き甲斐を見付けたり、それに没頭して豊かな人生を送った、と言う方は、たくさんおられます。この世の中には、年齢制限のないものは、たくさんあります。
【若い】と思い、【まだこれから】と思うことで、老化を遅らせることができるのなら、こんなお安い栄養剤はありません。そして大切なことは、自分を信じてあげることでしょう。


またまた、私、おせっかいなことを書きましたね。(^^)

2 件のコメント:

  1. 「今日より昨日がよかった」昨日はもう通り過ぎて帰ってくることは無いので言っても詮無い事ですけれどね。つい言いたくなるのよねえ年寄は・・・まあ、傷を舐めて貰いたいだけです。

    老年期に入ってごまめさんのように元気に前向きに生きられる人は少ないですよ。努力が出来ると言うのも天性のものだと思います。老年期を元気に乗り切る能力を授けて下さったご両親に感謝しなければね。

    愚痴を言う人に、励ましは効果がないかもしれません。個性だと思って聞き流した方がいいかもね。

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    1. たしかに、持ってうまれたものがあるかもしれません。極楽トンボというのは。

      ただ私は、私の生き方が、私自身を前向きにさせてくれる、というか、言うことによって、自分もそうありたいと言う願いもこめています。そして、一人でも、同士というか、「あなたを見習っていく」とか「ごまめさんをみていたら、トシとることが怖くなくなった」なんていってくれると、私自身がとても元気になりますから、私はカラ元気なんですが、それでもいいとおもっているのです。(^^)

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