2014年1月7日火曜日

焚火


風もなく、昨日よりかなり暖かい七日正月になりました。七草粥を頂く方もいらっしゃることでしょう。

庭にでてみますと、落葉がたくさん。焚火がしたくなるのですが、最近は出来ません。するのであれば、収穫のすんだ畑ででも恐る恐るしなくてはなりません。あきらめました。ごみ袋につめこむことにします。

焚火には、何となく郷愁を感じます。もう、焚火をすることも、見ることも少なくなりましたが、『たきび』の歌は、今も健在ではないでしょうか。よく童謡を歌う会などで歌われています。

このたきびのメロディーが始めて皆の耳に入ってきたのは、世界第二次戦争勃発の次の日の12月9日ということです。NHKのラジオの幼児番組で放送されたそうです。3日間、連続で放送する予定でしたが、2日で打ち切られたのは、「焚火は、敵の飛行機の攻撃目標になる。落葉も貴重な燃料だ。風呂ぐらいは焚ける」という軍部のクレームで中止のやむなきにいたったというのです。

戦後、『たきび』は、NHK【うたのおばさん】という番組で復活しました。そして、音楽の教科書にも採用されました。

しかし、今度は、消防庁から、「街角で焚火は困る」と文句があって、それ以来、教科書のイラストには、必ず水のはいったバケツと、付き添いの大人の画が描き添えられました。何だか笑いたくなりませんか?

ま、焚火をしていても、通りすがりの子どもたちが、「あたろうか」「あたろうよ」なんて歌詞にあるような風景は多分みられないでしょう。

そして焚火を懐かしく思う人たちも、だんだんと少なくなってくることでしょう。

 

2 件のコメント:

  1. 焚火の歌にはそう言うお話があったんですか。知りませんでした。いい歌なのにねえ。

    街角でするのは危険でしょうが、畑の真ん中ですいるのはどう言う危険があるんですか。結局どこかで燃やすんでしょう。チチンプイプイのお呪いで消える訳ではありますまい。

    私の家の周辺は果樹園が多く、冬になると剪定するのですが、切り落とされる枝は結構な量なんですよ。どこかへ運ぶとなると手間も運賃も大変です。どうしてその場で燃やしてはいけないのか理解に苦しみます。運ぶと燃料も使うし、その分空気も汚れるんじゃないかしら・・・この言い分、馬鹿の戯言ですか。賢い方教えてー。

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    1. ごみ処理場へもっていくと、ごみといっしょに燃やしていますね。生ゴミのようなものばかりよりも、木などがまじると、油が少しでいいのかしら。

      薪ストーブなんかにつかうこと、できないのですかねえ。乾燥させておいて。
      もったいないですよね。

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