2013年12月3日火曜日

儀式


今日は、近所の91歳のお婆さんYさんが亡くなられて、葬祭場でのお葬式に参列しました。むかしからこの土地に住んでおられる方たちの家は、ほとんどが、家で葬式が出来るような間取りにして、広い部屋を二間続きにしています。ですから、家でお葬式は出来るのですが、最近は、田舎で家が広くても、ほとんど葬祭場でなさるようになりました。

私の住んでいる郷は、今は200軒以上も家が建ち並んでいて、自治会も班に分かれていますが、昔は12軒しかありませんでした。その12軒の中の1軒ですから、よく知った方です。

もう91歳にもなられますと、お友達もほとんどおりませんから、近所といっても昔から住んでいる方たちが出席された程度で、こじんまりとした、いいお葬式でした。もう、これからのお葬式は、特別な方以外は、こうした形になっていくのだろうなあと、思いました。

お葬式は、葬祭場のような建物を使うようになりましたが、反対に結婚式の方は、数が少なくなっているのと、簡素化されたことで、ホテルの支配人は、さっぱりだとこぼしておられました。以前は、この季節は忙しくて困るほど結婚式があったそうですが、今はたまにしかありません、とおっしゃっていました。(笑)

若い方たちは、結婚式などにお金をかけるのは勿体ないと言います。年寄りは、葬式などにお金をかけなくていいと、思っています。家族葬にしてもらう、などと言ってる方もいます。こうしたことは、きちんと子らに伝えておかねばと思います。私は葬式の事を以前ちらと息子にいいますと、そんな話、元気なうちからしなくていいと不機嫌になり、叱られました。

ま、いつまでも元気でおれるわけではないのは知っているのでしょうが、しかたありません。早すぎたとは思いませんが、老いては子にしたがいまして、もう少し先にします。(笑)

2 件のコメント:

  1. そうなりましたね。私は、今度病気した時、お葬式はどうして欲しいか長女に聞かれました。割合細かいところまで、打ち合わせをしました。

    私はお葬式と言う物はこれから生きて行く人の為にあると思っているので、自分の希望は余りないのですが、まあ、みんなの気の済む範囲で簡単にね。と言って置きました。この世の事はこの世に残った人が決めればいいと思っています。

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    1. 淡々と割り切った会話でお葬式の話が出来る、というのもいいものですね。

      後に残った人の気のすむようにしたらいいわけで、「簡単でいいよ」くらいですかねえ。ま、子にしたがいます。

      さりげなく、希望がつたわればいいですね。

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