2013年12月25日水曜日

クリスマス


今日はクリスマス。今朝は、嬉しいプレゼントがサンタさんから届いた子どもさんも、大勢いらっしゃったことでしょう。
また、反対にサンタさんとは、ご縁のない子どもさんもいたことと思います。

以前もちょっと書いた記憶がありますが、昔、こんな子どもの作文を目にしたことがあります。「私は、お母さんに、クリスマスのプレゼント買って、と言うと、【うちにはボーナスがないから、買えない】と言いました。私は、それならうちも、ボーナスを買っておけばいいのにと思いました」と。私も、買えるものなら、探してでも、ボーナスを買いに行きたいものです。(笑)

クリスマスのプレゼントを子どもに与えても、クリスマスが、キリストの降誕をお祝いする日、ということを子どもに教える親は、少ない気がします。無理もありません。仏壇を拝んだり、神棚を拝む習慣はあっても、教会にいくといった習慣のない家庭がほとんどです。
日本の殆どの市民は、宗教を何でも取り入れて、それぞれの行事には参加しても、どれもそんなに深くは信仰していない方がほとんどです。人生最後の儀式だけは、仏教で、という方の多い国です。
何となく不思議な国ですが、それでも日本人は、人情にも厚く、道徳的にも、心情的にも、世界に劣っているとは思いませんから、それはそれでいいのだろうと思っています。

年の瀬の厳しさは、寒さだけではないようです。ものいりの多い12月です。残りのお金を数えながら、「年が越せるかどうか」と、心細い方も大勢おられることでしょう。貧富の差が大きくなっている昨今です。罪のない子どもたちが、寂しいクリスマス、お正月を過ごすのは可哀想なことだと思ったりもします。

でも、よく考えてみますと、世の中には、貧しい子ども時代の淋しさや、悔しさをバネにして、強く、たくましく生きてきた人たちも、多いはずです。やたらに、手を差し伸べるだけが、その子のためになるとも思われません。強い、逞しい子になってほしいものです。

 

 

2 件のコメント:

  1. その通りだと思いますよ。耐えることを知ってこそ1人前の大人になれる。いいえ、社会人になれるんです。寂しさや、貧しさ、恥ずかしさを知らないまま大人になった人ほど迷惑な存在はありません。人が手にするものは自分も持って当然と言う考えは自分も他人も不幸にするのではないでしょうか。

    世界中の神様を柔軟に受け入れる日本の文化は素晴らしいと誇っていいと思います。自分の神様だけが絶対と思う処から戦いは始まるのかも知れません。



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    1. まったくその通りかもしれませんね。昔から、争いは絶えませんが、宗教の違いが争いの起こる原因と、神様は、そんなことも、わかっていないの?(笑)
      神様同士、仲良くなってほしいですね。

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