2013年12月19日木曜日

劇団四季


昨夜、徳島文化センターで、劇団四季60周年記念【SONG&DANCE60】という華麗なるミュージカルの祭典を観てきました。やはり、劇団専用劇場を8つも持つという四季(会社)ほどの大きな劇団ともなりますと、歌っても踊っても、人々を感動させ、喜ばせることが出来るものです。8000円の値打ちはあったと、満足して帰ってきました。

マイクを握ってひとり歌うような、スターもいたり、皆と一緒に仲間の一人として歌って踊っての若者もいたり、何処の世界も、格差社会ですが、こうした実力のモノを言う世界というのは、本人のたゆまぬ努力と、素質、そして人間関係がたいへんな社会であることは、想像できます。しかも、入団試験(オーディション)は、かなりの競争率です。歌が少々上手い、ダンスが好き、といった程度ではなかなか受かりません。受かってからもすぐに俳優になれるわけではありません。多種多様なレッスンが待ち受けています。歌うことが専門で入っている子が、喉を痛めて参加できないということになれば、止めざるを得ない社会。絶えずといっていいくらい、入れ替わりも激しい社会でもあります。

劇団四季に限らず、何であれ、自分の目指すものに向かって努力と辛抱をやり続けることが、なによりも大切なのでしょう。

自分に向いていない、と早々と目標を転換することも大切な半面、諦めない、ということが、成功への道ということで、これがまた、大変なことです。僅かの月給での生活を続けることが出来るかどうか、親の裕福な人たちばかりではありません。親の仕送りはあてにせず、アルバイトをしながら、夢にむかって頑張っている若者たちがたくさんいる世界です。芸人にしろ、音楽家にしろ、道を究めるということは、先の見えにくい不安との闘いでもあります。

昨夜は総勢245人の俳優さん全員が、出口に並んで観客ひとりひとりと握手をかわしながら、「ありがとうございました」と、ご挨拶なさっていました。私もしわくちゃの手で、みなさんと握手をして出ていきました。

舞台にはまだ加わることのできない大勢の修行中の若者のことをも応援したくなった、夕べの劇団四季の公演でした。

 

2 件のコメント:

  1. 劇団四季、ご覧になったんですね。よかったでしょう。

    自分に才能があるかないか、見極めるのってとても難しいと思います。夢に向かってひたすら、、突き進んでたとえ成功せずとも後悔しないくらいの覚悟があれば、やって見るのも悪くないでしょうか。好きで才能があっても、広い世界には自分よりもっと凄い人がいると、知って置くことも必要でしょうね。

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    1. 殆どの方は、諦めるのでしょうね。俳優さんも、何十年も下積みと言う方で芽が出た方もいるのですが、出ない方もいる。でも、後悔してないのなら、幸せかな。

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