2013年12月8日日曜日

マナー


日曜日とあって、大型ショッピングセンターは、広い駐車場も満杯である。新聞に挟まってくるチラシには、毎日のようにセールが行われているので、いつ行っても店内は賑わしい。

入り口付近の車椅子マークのついた障害者用の駐車場にまで、一般の赤い車が突っ込もうとしているところに、老人施設の小型バスらしき車が、老人を載せてやってきた。あわてて駐車を諦めた赤い車が、ハンドルを切りなおしている。やはり、マナーはどんなときも守らないといけない。

沢山の車の出入りなので、ちょっと車を止めて待っているか、駐車場をゆっくりとくるくる回っていると、どこかに空きが出てくるのだから、慌てないことだ。

マナーといえば、ひどい人もなかにはいて、車の灰皿の中身を窓から捨てている人を見たことがある。どういう神経の持ち主かとあきれたが、こういうことは流石に滅多にない。しかし、空き缶とか、ペットポトルなどは、ときどき転がっている。駐車場内をいつも気を付けている警備員の方が、見付け次第片付けているようだが、やはりみっともないことだ。まだまだ田舎道ではよくあることで、道のわきの畑には、今も色々なものが投げ込まれている。

こうした行為を無くするのは、学校教育と、家庭教育だろうが、これは幼いときから教えていかないと、なかなか守れないだろう。親の躾の出来た子ども、そうでない子どもは、学校に通い始めるころには、よくわかる。

給食を食べるとき、手を合わせて「いただきます」と言って食べるのだが、家庭でも、そうして頂いている家の子は、何の抵抗も無い。それをしない子に先生が注意をしたところ、子どもは家に帰って「先生に、『頂きます』って言わなかったら叱られた」と報告したらしい。親は、「ちゃんと、給食費払ってるから、そんなこと、言うことない」と言ったものだから子は正直だ。親が笑われることも知らずに、先生にそう言ったとか。(笑)

ま、こうした親ごさんもたまにはあって、先生も苦労なさるのだが、昔は、こうしたことはほとんどなかった。好い時代だった。

今、道徳教育云々といわれているのだが、道徳は押しつけても意味はない。しかし、人の道を知らずに大きくなると、恥をかくし、人に迷惑をかける。納得のいくように教えることが大切なのだろうと思う。

 

2 件のコメント:

  1. もう15年も前の事ですが、宝塚市から帰郷して車のマナーの悪さに驚きました。所構わず駐車する。人の迷惑なんのその・・・・

    私は1時、電動車椅子で移動していたのですが、歩道にはみ出して駐車している車があって立ち往生する事が何回もありました。道路脇につつじの植え込みがあったのですが、そこに空き缶やら、空き袋やらが引っかかっている。自分の故郷だけに情けない思いをしました。

    そんな風景も日常見慣れていると、何でもなく見過ごすらしいのですが、他県の人が見ると、それだけで、徳島の人の品性が疑われてしまいますよねえ。

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    1. ほんとにおっしゃる通り恥ずかしいことですね。白昼堂々と車のまどから畑に空き缶を放り込む若者は、どんな心理なのか、理解できません。
      自分の車の中がすっきりすればいいという、まことに身勝手なものです。

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