2012年7月4日水曜日

免許証で思うこと


先日、知人A子さんから電話があった。

自動車の免許更新がきたのだが、今回からは、75歳過ぎているので『認知症の検査』もあるので、どんな問題が出るのか教えてほしい、物忘れをよくするので心配になった、とか。


私はすでに2回受けている。心配することはない。大雑把に、認知症の疑いがありや?なしや?のことなので、難しいことではない。


1回目の時は、悪友に、「居眠りしないで、しっかり講義を聞いておかないと、後でテストされる」なんておどされたけれど、そんなしち面倒なこともなく、自動車学校で、4時間かけて、検査や、講義、テスト、実地の運転等をこなしてきた。もの珍しさもあって、眠たく思うこともなく、快適に受講。それまでは、5年目ごとの更新だったが、3年ごとに、講習を受けての更新ということになって、ちょっとめんどくさいのと、講習費6000円ほど支払うのが、『高いなあ』と思ったくらいである。

2回目の時の講習・検査結果の判定も、3年前とよく似たもので、まだまだ運転できそうな結果だつた。

とはいうものの、たしかに劣ってきたものもある。明るいところから、暗いところに変わったときの視力の回復力は、それなりに時間がかかっている。自信過剰は事故の元。これからは、ますます慎重な運転をしていかねばならないと、心にいい聞かせている。


免許といえば、私の同級生のみっちゃんは、若い時から、何でもやりだしたら、とことん極める主義で、車はもちろん、一級小型船舶操縦士、無線、調理師、銃砲所持の許可証、ダンス教師資格、若柳流名取り……等など、手の指に余るほどの資格や免許証持ちである。

そのきっかけは、お医者さんと結婚したので、開業するときに、教員を辞めたので、家事の暇をみつけて勉強しはじめたらしい。それにしてもすごい。学生時代から得意の卓球では、全国ネンリンピックで、準優勝のメダルを手にしたこともある。

手作りのパン、料理などは、頼まれれば気軽に指導講習もしてくれる。
「私、じっとしているのが嫌いなのよ」と、しゃべりながらも、手は何かかにか動いている。

料理を習うよりも、頂く専門の常連さんもいるようだ。それが出来るのもみっちゃんのお人柄である。もてなしは、義理や見得だけで頻繁にできるものではない。


私も何回か押しかけて、皆さんといっしょに湯気の立っているご馳走をよばれた。
「うーん、こんな美味しいお料理が、楽しく習えるのなら、誰でもきたくなる」
というのが正直な感想だった。


今は、ご主人も他界され、湘南に住む娘さんや息子さんたちの近くでマンション住まいだが、年に何度も帰ってきて、そのままにしてある家に長期滞在し、同窓会に出たり、近所の方たちと、昔ながらの生活を楽しんでいる。どうみても、80を過ぎたお方には見えない彼女だ。


やはり、歳を寄せても、色々とすることがあり、多くの方たちとお付き合いが出来る、ということはすばらしいことだ。『立ち止まらずに行動し続けている』ことこそが、彼女のエネルギーの源だろう。

しかもそれらの行動に、みっちゃんは、『生きがい』を感じているのだ。だからこそ、そういうことの出来る心身を保つことも出来るのだろう。見習うべき同級生である。


2 件のコメント:

  1. 私も次回講習が心配していますが、やっぱり車は便利ですね。
    そのおかげで、運動不足になり筋肉が落ちて神経痛が出てきました。車を使わずできるだけ歩こうと思っている今日この頃です

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    1. kyamiさんは、まだまだ心配するようなお年ではないでしょうが、車に乗る人は、運動も心掛けるようにしないといけませんね。

      今日の『ためしてガッテン』でしていた運動で、足腰によいというおへそを引っ込めること、やってみようとおもいます。(^^)

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