2012年7月30日月曜日

ユーモアのある人生


世の中には、立派な仕事をしたり、人の為に尽くしている方たちがたくさんいらっしゃることに感動することがよくあります。TVにそういう方たちが出てくると、人生は長さではなく、質が大事とつくづく思います。

いい質の人生が、しかも長く歩めたら、こんないいことはないでしょう。


その「いい質」の人生を歩むために、何をしたらいいか……。だれでもが芸術家になれるわけでもないし、奉仕者になれるわけでもないのですから……。


私のような凡人は、己をよく知った上で、自分を大切にしていく以外はないように思います。


これは、そんなに難しいことではないように思うのです。こうありたいという自分に近づくだけですから。本当にやりたいことだけを、やったらいいのですから。ここのあたりは、「おまけの人生」を歩んでいるものの特権でしょうか。

口で言うは易し、行うは難し……かもしれませんがね。

でも、一ついえることは、楽しみながらやることは、そう難しくはないし、出来なくても、どーってことない、ということです。失敗も、ユーモアと思うことにしています。



そうそう、ユーモアといえば、以前、あるお医者さんの講演で、面白いお話を聞きました。
ユーモアは、とても大切なことで、ユーモアのある人生は、長生きにも通じるそうです。
こんな事例もお話してくださいました。



96歳の一人暮らしの老婆が、体調を崩したので、往診に通っていたときのこと。
何やら引き出しをごそごそしている。
医師「何をしているの?」
お婆「私も、隣のじいさんみたいに、急にお迎えがくるやもしれんので、ちょっと整理しとったんや」

(医師は、お婆ちゃんの目が白内障で、自分の顔がはっきり見えていないことを知っているので)
医師「お婆ちゃん、こんないい男が、毎日往診に来ているのに、急いであの世に逝くことないじゃないの」

(お婆ちゃん、部屋の障子を見つめながら)
お婆「いい男かどうかは、一晩いっしょにおらな分からんなあ。今夜、あの障子開けておくけん、気がむいたらおいでなはれ」
(医師、一瞬、妻の顔が頭をよぎる。そしてドキリ)・・・(爆笑)


講師「長生きする人は、ユーモアがありますね。このお婆さん、もう100歳になるけど、まだ、死んだとは聞いておりません」



私は、その先生のユーモアたっぷりのお話を、つぎつぎとお聞きして、お腹の皮がよじれましたが、脳味噌にブラシをかけていただいたのも事実でした。

聞くこともいいけれど、話すことが出来るのはなおのこと。そんな能力は、やはり持ってうまれたものなのか、発想、視点の違いから生まれてくるものなのか、どちらにしても、羨ましいことです。


私も、オマケの人生なればのユーモアある人生でありたいものです。


2 件のコメント:

  1. 主人は、いつも夕食を食べ終わると、いつ死んでもいいと言ってます。私は言います、そんなこと言いながら、なかなか死なないねと返します。お神酒も入っているせいか機嫌も悪くならず・・・面白楽しく生きています、今日この頃で~す。ごまめさんのブログを読んでいると、とても楽しく勉強になり長生きできそうです。

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    1. ふふふ。ご主人に「いつ死んでもいい」と言わせるような、美味しいものばかりをたべさせると、長生きできないですよ。(笑)
      幸せなご夫婦です。ご主人に感謝ですね。

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