2012年7月8日日曜日

感謝の心


車で10分ほどの所に出来た、大型スーパーに、ちょいちょい買い物にいきます。

ときには、知りあいのお顔に出会ったりするのですが、遠方の方もいて、市内の百貨店などは、客足が減ったのでは?と思ったりします。

それに、百貨店と違うところは、店内を、カートを押しながら買い物をする老人の多いことです。

つい先日は、ちょうど老人施設のバスが、老人を乗せて買い物に来たところでした。よくある光景です。
施設の職員さんは、車椅子の方を降ろしたり、足の不自由な方に手を貸したりと、汗をかきながら、お世話をしています。
店内に入ってからも、買い物のアドバイスをしたり、鏡の前で似合う服を肩に当ててあげたり、中には、もう認知症らしい方もおられるのですが、お菓子の袋などを手に、「これは好きやな?」などとにこにこと話しかけておられます。仕事とはいえ、大変なご苦労と思います。

こんな光景を、ちらちらと眺めながら、何時の日か、自分もこうした方たちと仲間になって、お世話になるだろうことを想像しました。


私たちは、戦後の日本をここまでにしてきた立役者です。髪ふりみだして日本を復興させてきました。大きな顔をしていてもいいのです。

でも、長生きすれば、大きな顔ばかりもしておれません。どんな環境におかれても、どのような状態になっても、周りの方たちに、大なり小なりお世話にならなければならないのです。だから、感謝の気持ちと、それを相手に伝えることばが、いつ何どきでも、さっと出てくるような、可愛い年寄りになりたいと思っています。特に、認知症になったなら、かなり迷惑をかけることになります。そんなときこそ、感謝のことばが出てほしいものです。

とはいうものの、これは、易しいようで難しいことなのです。常日頃から、呼吸のように身につけておかねばなりません。

今から、子どもに、嫁に、夫に、妻に、「ありがとう」「お世話になります」「すみません」と素直に連発していなければ、出てくるものではありません。
そうしたことばを常日頃からあまり発していない殿方も多いと思います。今日からでも遅くはありません。やってみてはいかがでしょうか。周りが驚いてもいい。最後は子ども返りしても、「可愛いお爺ちゃん・お婆ちゃん」になるために……。
ただし、心を置き去りにしては、いくら唱えてもダメと思います。

いつでも心から感謝することが一番大切なことと心得ています。




2 件のコメント:

  1. ごまめさん、私の夫は何時も食事のあとは、あ~美味しかった何時
    死んでもいいと言ってくれるのです。ちょっと言いすぎですよね、私が疲れて料理の出来が悪いときでも、それいやみと思ってムカつく時があります。聞き手も素直に聞き入れないとだめですかね、これから「ありがとう」と言う練習しま~す。口の中が傷だらけになるかもね・・・えへへへ(笑)

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    1. 心をこめて「ああ美味しかった」といっていくださるダンナ様くらいありがたいものはありませんよ。kyamiさんも、素直に「そう、お口にあってよかったわ。ありがとう」と、言ってあげてください。お口の中の傷も治るというものです。(笑)

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