2012年7月21日土曜日

髪の雑学


白髪頭なので、ひと月に一度は美容院で染めていただいている。一旦染め始めると、なかなか止められないのが髪染めである。



髪は、個人差もあるが、1日に0.3ミリから0.35ミリくらい伸びるらしい。1か月たつと、1センチちょっと伸びるわけで、根元が白くなると、どうも気になるものだ。春から夏にかけては、1年中でいちばん髪が伸びるらしい。道理で、このところ、25日目くらいで我慢の限界がきている。ひと月に2度も染めなければならないこともある。


いっそ、白髪頭にしてしまおうか、と思うこともあるのだが、多分、1年ほどは見苦しい頭を我慢しなければならないと思うと、どうしても染めに走ってしまう。
おまけに、髪が痩せてきたし、本数も少なくなっているものだから、なおのこと、染めてボリューム感を、と思うのだ。


随分と科学や医学が発達してきたというのに、こんなことが解決できないのかと、不思議に思うことがある。
それは、薄毛や禿の特効薬がないということ。


昔、皮膚科の先生に皮膚のかぶれを診てもらった時、その男先生が、鬘をかぶっておられた。それを見て、「ああ、皮膚科の先生でも、どうしようもないのだなあ」と、みょうな同情?をしたことがあった。
あれから40年もたっているのだが、今だに解決策はなさそうだ。


人間の髪の毛というのは、普通の成人?で約10万本、多い人で14万本、少ない人で8万本という。その差は6万本もあるらしい。その上、毛の太さも人まちまちなので、髪の多い悩みも出たり、少ない悩みも出てくるのだろう。それが2年から6年の周期で生えかわっているそうだ。


まあ、こうしたことも、年齢によってはちがってくるのは当然で、年と共に、抜けたあと、新しい芽が出てこなくなるのだろう。

歳をとっても、黒々として、ふさふさとしたおつむの方は、こと、頭髪の悩み0ということで、お幸せである。


私たちのような、ミメカタチを売り物にしていない者は、どうということもないのだが、俳優さんのような方は、気になさるにちがいない。

まだ女性は何とかなるのだが、男の方の額が広がっていくのも、頭をさげるとそこに毛のない広場があるのもさぞ悩まれることだろう。目立たぬ鬘を被るのも一つの方法だろうが、それもけっこう難しい。昨日とまったく違う頭や顔になっても困るだろう。


ちょっと気になるのは、若い人達の脱色して茶色に染めた頭だ。
「髪はカラスのぬれ羽色」といって、むかしは美人の条件の一つだった。
好みや流行りもあるが、髪は、単なる飾りではなく、熱に弱い脳みそを直射日光から守る役目もしているし、その一番効果的なのは、黒髪だとか。それも、黒人のような縮れ毛がいいそうだ。
まあ、どこまで信用できる話かしらないが、この季節、おつむの薄い方は、外出には、お帽子を被るのがよさそうだ。


話はそれるが、【黒髪象をもつなぐ】ということばがあるが、健康な髪1本で150グラムから200グラムの重さのものを持ち上げられるというから、まんざらのウソではないのかも……。

ある若い方は、一本の髪の毛に、コーヒー茶碗をぶらさげてみて、実験したそうだが、そこまで熱心にやってみるのは、やはり若い証拠でしょうねえ。

2 件のコメント:

  1. ごまめさん、費用や時間大変ですね。白髪は、遺伝的なものもあるんでしょうね。私の母は70歳位から目立ち始めたように思います、時々抜かされました。私も母の歳に目立ち始めました、染めずに行けそうです。美容師さんが、このままいきましょうと言ってました。禿げるのもその傾向があるようです。私の知っているドクターは、お父さんや、お兄さんと同じように禿げていましたよ。酔っぱらった時に私の頭を見てドクターは、何時も羨ましがっていました
    若い時からだったので、お気の毒でした。

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    1. Kyamiさん。白髪は、染めない方がいいと思いますよ。私は後悔しています。染めずにいたら、多分、真っ白ではなく、胡麻塩頭と思います。母がそうでしたから。
      男の方も、けっこう気になさっているようですね。本人が気にするほど、他人さんは気にしてくれないんですがねえ。
      夫の頭が禿げたからといって、離婚する方はいないのに、独身時代に禿げてると、もてないのはどうしてでしょうね。(笑)

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