2012年10月15日月曜日

正しい評価を


毎日のように、「民主党はあかん」といったようなことを聞かされていますと、長年民主党(と言うよりは、仙谷さん)を贔屓にしていた私としては、「むりないよ」と嘆いたり、「それはびどい!」と怒ったり、で、私の顔は、もみくちゃになったり拡げられたりした和紙の包み紙のように、皺だらけになりました。(;;)
そんなひどい顔を曝しながら、昨日、仙谷議員のお話を聞く機会がありました。「政権交代後、色々と取り組んできたことがらの殆どが、正確に皆さんに伝えられず、巧くいかなかった事だけを取り上げられているものですから、世間は私たちに非常に厳しい。私たちは、そんなに悪い評価されるような仕事をしてきたのではないと思う」とおっしゃられ、マニフェスト検証という約束事の達成状況を小冊子にまとめたものを皆にくださいました。
それを見ますと、随分と約束事は達成していたり、その途中であったりで、決して恥ずかしい内容ではないのです。前政権では、とてもやりおおせるものではないと思いました。
 
例えば、「すべての子どもたちのために」では、子供手当受給総額では約2.5倍になっていて、出生率もアップしていますし、35人学級の実現に2011年は1年生。2012年度は2年生まで拡大しています。
また、小中にスクールカウンセラーを2万校配置。
その他、公立高校生授業料無料化、私立高校には、所帯の所得に応じて平均118.800円を助成。
そのほか、大学生・専門学校生の希望者全員が受けられる奨学金制度の創設で、今まで経済的に進学を断念していた生徒たちの進学が可能になり、奨学金貸与者19万人増加と充実しています。
 
医療関係をみましても、医療崩壊を食い止めるための改定、介護関連の人材確保、消えた年金問題への取り組み等、ここには書ききれない改革がなされています。農林漁業、中小企業、雇用と環境を柱に人材育成等等、前政権ではなしえなかった事が、盛り込まれておりきすし、
また無駄な公共事業でも、例えば12か所のダムをストップしています。
(高速道路無料化実験は、大震災復興財源だそうです)

このように、3年間で、約20兆円が、マニフェスト達成のために使われているのです。

こうして見てみますと、「消費税増税だけで何もしてこなかった」などと、野党や知識人にまで言われている民主党の評判の悪さは、とても気の毒でありますし、それを鵜呑みにする国民としては、正しい判断ができないのは当然と思いました。
国民の多くの方たちがマスコミからの知識だけで判断されている現状です。
ということを考えますと、マスコミに踊らされていることが、とても心配になります。野党が言う悪口を真に受けている方もおります。野党のいい加減さにもあきれますが、前政権時代が、マスコミにとっては、住み心地のいい政権だったのでしょうか。

私が20数年も仙谷先生を本物の政治家と思っている理由の一つに、どんなときも、ご自分を過大評価なさらず、冷静にご自分を見つめられる他人の目をお持ちであること、それは、ご自分だけではなく、民主党内のことであっても、同じ目線です。判断力も、地を這う虫、空飛ぶ鳥、水の中の魚、の複眼目線でなさるので、私のような政治にうとい者でも、納得できるのだと思います。

総選挙も近いと言われています。私たちは、幸いにも誰を選ぶかは自由です。しっかりと目を開いて、正しい評価をしながら、子や孫のために、住みよい国造りをして頂ける人材を選ぶ責任があると思う昨今です。

2 件のコメント:

  1. ごまめさんの、おっしゃるとうりだと思います。
    テレビにしがみついている人たちは、マスコミの報道を信じると思いますよね。
    消費税のことばかり、評価されることを報道してくれませんね。聞いたことありません。
    前政権は、マスコミの方に、良い思いを、させていたのでしょうか。そう思ってしまいます。
    3年位で何ができますか、野党の方は政権奪回のことばかり・・・こんな政治家見てると悲しいですね。
    良く選んで投票します。

    返信削除
    返信
    1. 投票率の低さも、気になりますね。無関心なのでしょうか、それとも、だれが なっても、同じとか思うのでしょうかねえ。自分の子や孫のことも、考えてみなければねえ。

      削除