2012年10月6日土曜日

生命力を育む愛


元同僚の友人と、高松に住む教え子の陣中見舞いに出かけていました。年に一度、頑張っている難病(筋ジストロフィー)のI君と看護師の奥様ご夫婦に会いに行くのです。

お見舞いというものの、こちらが元気をいただいて帰ってくる、というわけなので、どちらが見舞われているのかわかりません。

お二人は、大変な苦労もあるはずですが、いつも明るく笑顔を絶やしません。もう、結婚して24年になると思います。結婚当時と変わらぬお互いの愛で、仲良くなさっている姿は、頭が下がる思いです。

結婚当初、夫のI君は、20歳でした。「これからの人生は、妻と共に、愛という真実を完成させるために歩んでまいります。そして【生産系列に並べない人間】も、価値のある存在として、安心して生きていける社会を、これからはじまる人間関係の中で築いていくためにアピールしていきます。皆さんの温かい眼差しの中で手に入れた幸せのたまごを、大切に大切に育てていきます」と誓ったとおりの人生を歩まれています。

愛は、生命力をも育みます。I君は、お医者様や、周りの人たちが驚くほどの生命力です。人工呼吸器をつけながらも、いろいろと活躍されています。素敵な人生を生きているお二人に心からの応援を送りたいと思います。

4 件のコメント:

  1. 1年に1回のお見舞いと言うのもなかなか出来ない事です。偉いですねえ。感動です。

    Tさんはいい伴侶を持たれてお幸せです。いい家庭は命の源ですよね。愛が永遠に続きますように・・・

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    1. 健康な者同士の結婚であっても、うまくいかない人もたくさんいるというご時世に、献身的な愛を貫く彼女の優しさは、本当にすばらしいです。

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  2. T君ご夫婦は、どちらも心が綺麗で温かい方なんでしょうね。
    何もかも分かち合って、素直に受け入れて心が通じ合って居るんでしょうね。
    ご苦労があるでしょうが、素晴らしいご夫婦ですね、感動しました。
    教え子の方をいつまでも見守ってあげる、ごまめさん達も素晴らしいと思います。
    Tさん達に、きっと支えになっていると思います。

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  3. 後から気付いて、I君に統一しましたが、T君は、I君の名前で、同一人物です。ごめんなさい。

    現実生活よりも、人生を選んだと言いたいご夫婦です。
    ボランティアの方や、介護の方たちに助けられて、24時間I君は傍に優しい方がつきそっています。そんな中で、素敵な活動をなさっています。
    世の中、すてたものじゃありませんね。

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