2012年10月22日月曜日

ユーモア


人間は、笑う事がとても健康にいいことらしい。ユーモアのある方と話をするのは楽しく、一緒にいても退屈しない。その上健康にいいというのだから、こんないいことはない。このユーモア精神というのは、サービス精神と表裏一体ということかもしれない。

金さん銀さん姉妹が、たくまざるユーモア精神の持ち主でいらしたことは記憶に残っている。100歳を越してから、人気スターになったお二人は、かなりのお金が入ってきたに違いない。ということで、あるお方が「お二人は、この収入を何に使われますか?」と尋ねたところ、「貯金します」と。「貯めてどうするんですか?」というと、「そりゃねえ、老後のためですよ」とおっしゃったものだから、皆さんが笑われたとか。
こうしたユーモアがお二人の人気のもとだろう。

そういえば、昔、徳之島の泉重千代さんという男性が、120歳まで生きて、ギネスブックに載ったとか、取り消されたとかいうことが言われたことが記憶にある。年齢がどうも正確でなかったらしいのだが、それでも104歳以上生きられたのは事実のようだ。その彼も、「どんな女性がいいか」と問われたら、「やっぱり年上の女がいい」と、答えて、周囲を笑わせている。この世にはそのような女性はいないのだから……。

元気で長生きで出来る人は、常にユーモアが出てくるくらいのゆとりが気持ちの中にあるらしい。

そうはいっても、私はユーモアがすぐに出てくるような、気の利いた人間でないので、万一長生きしても、ユーモアは出そうにない。自分の失敗談で人さまを笑わせることも、ないではないが、同じことを何度も披露するわけにはいかないし、第一、失敗談など、どこででも、だれにでも出来るものではない。ちょっとした会話の中に、相手をくすりと笑わせるような、ユーモアが身につけばいいのだが、至難の業である。

こうした笑いを誘う天才的な方もおられる。電話でTさんと話していると、30分もの長電話であっても、私はほとんど笑いっぱなしなのだ。こればかりは、持ってうまれたもののような気がしてならない。羨ましいかぎりである。(笑)

3 件のコメント:

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  2. ユーモア感覚のある方とお話しするのはほんとに楽しいですね。飽きません。私もそうなりたいけど、なかなかねえ。

    ところで、きんさんが「老後のためお金を貯める」と言われたのは本心だったと思います。人間いくつになっても明日の事は心配らしいですよ。ここで、一緒に暮らしている人たちに、聞きますと、90歳の人も95歳の人も生きている間にお金が無くなると困る、と言われますもの。お金は使えば無くなりますが、寿命の終わりは神のみぞ知る。です。

    私だって間もなく85歳ですが、老後のために少しは貯えがないと困る、と思います。

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    1. 平凡な私どものようなとしよりは、幾つになってもお金は必要と思いますよね。
      ま、金さん銀さんのようなお年になれば、世の中の方たちは、「いつまで生きてるつもりか」という思いで可笑しく笑えるのでしょうね。

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