2012年10月29日月曜日

時刻表通りに


今日は、知人を駅に迎えにいった。かっちりと、時刻通りに列車は着いた。10秒の狂いもなく、である。

日本ほど、ダイヤ通りに列車が発着する国は、珍しいらしい。何かの理由で、数分でも遅れると、すぐに謝りのアナウンスが流れる。

ある方が、ある外国で、列車が10分遅れて着いたら、周りの人達は、驚いてしかも、大喜びしていたとか。1時間や2時間の遅れは、日常茶飯事なのだそうだ。

以前、JR福知山の脱線事故の時、運転手が、1分半の遅れをとりもどそうとしたのが、事故の原因ということが報じられたが、外国人の目からみると、信じられない事故というか、日本の国だから起こった事故、というようなことが書かれていたように思う。

ある会に出なければならないときに、車の渋滞に巻き込まれたことがある。「困ったなあ」と、思ったとき、「そうだ、駅から、汽車に乗っていくのが早い」と気が付いて、駅前のマーケットに車を乗り捨てて、列車に乗ったことがあった。汽車は15分ほどで徳島駅に到着した。車なら、1時間もかかるところだった。こんな具合で、バスはあてにならないのだが、鉄道列車は、事故でもないかぎり、定刻に着いてくれるので有難い。

外国のよく遅れる列車は、乗る人たちも、慣れていて、怒ったりする人はないという。いらいらしているのは、日本人だけなのかもしれない。

何時も遅れる列車が、定刻に発車したりしたら、乗客が怒ったという笑い話もある。
「どうしてくれるんだ。いつも遅れるくせに! この責任はどうしてくれるんだ!」「ご安心ください。今の列車は、昨日の列車です」()

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