2012年10月7日日曜日

手作りの魅力


田舎の【道の駅】に並べられている手作りの品物や食べ物に、見入ってしまうことがある。よくTVで職人さんの技の素晴らしさを見せて頂くことがあるのだが、その技術は、親から子へ、そして孫にと受け継がれていくものが多い。

そんな大層なものでなくても、ちょっとしたお饅頭であったり、木彫りの人形であったり、飴であったりしても、見てすぐに作れるものは少ないはずだ。それをしっかりと習い身につけていくのは、大変だろうが、魅力のある仕事に思えるのだ。

以前あるTVで、どこを切っても金太郎の顔が出てくる飴をつくっているのを見たことがある。色違いの口や目の飴を、手際良く入れ込んだ太い巻き寿司のようなものを作り、それを細長く伸ばしていく。
それをトントンと切っていくと、ころころと転がり出てくる飴は、どの顔も判で押したように、口も目もその位置におさまっている金太郎の顔をした飴だ。職人さんは、別に神経をとんがらせて作っている風でもなく、いとも簡単そうに手を動かせていたのだが、私が同じ材料でやってみよと言われても、とうてい出来るものではないだろう。
 
金太郎飴の作られる様子を見てからは、色々な形や柄の変わった飴を見ると、どんなにして作っているのかしら?と、思うようになった。この頃のことだから、総てが手作りではないだろうが、職人さんの手作りの品には、何となく作った方の心や苦労が現れているように思うし、親しみを感じるのである。

こうした手作りの味がしみ込んだ物に心惹かれるのも、歳のせいかな、と思うこの頃である。

2 件のコメント:

  1. 手作りは、作った人の、味が、わかるような気がします。
    お店に行って、これ手作りですと言われると、つい買ってしまいます。
    私も、ごまめさんと、同じ考えになってきました。やっぱり歳のせいでしょうか・・・(笑)

    返信削除
    返信
    1. 手作りは、何によらずいいものですね。ただ、ちょっと値段が高くなるのが難点ですが、でも、作った方の手間暇をかんがえますと、高いのは当然ですものね。

      削除