シルバー川柳 その3

昨年の（12/26）続きです。

☆これ大事　あれも大事とゴミの山

まだまだ生きるつもりかと言われそうですが、年寄り世代は『勿体ない』世代なんです。物のない時代が骨身にしみついていますからねえ。モノだけじゃありません。お腹がいっぱいでも、出されたものは皆食べてしまうんですよ。勿体なくて……。

☆未練ない　言うが地震で先に逃げ

生きるという本能は、死ぬまであるんでしょうねえ。転ばぬように、逃げましょうね。

☆「いらっしゃい」　孫を迎えて去る諭吉

何人の諭吉が去っていったことでしょうか。　ま、孫が使ってくれたら国のためになります。この国の経済は、年寄りがお金持っていても使わないからいけないんですって。

☆目には蚊を　耳には蝉を飼っている

口の中の虫は、何と言う虫かしらねえ。

☆「お年です」それが病気か田舎医者

田舎のお医者さんは優しいです。都会なら、「病気じゃありません。長生きしすぎているだけです」と言われまっせ。

☆飲み代が　酒から薬にかわる年

良かったじゃないですか。薬に替わったおかげで死なずに生き延びることが出来ますよ。めでたしめでたし。

☆歩こう会　アルコール会と聞き違え

アルコール会も作りましょうよ。月1回でどうでしょう。どちらも出席して楽しんでください。

☆ボランティア　するもされるも高齢者

これだけは、されるよりする方に回りたいですね。

☆聴力の検査で測れぬ地獄耳

科学の世の中でも、測れぬものがあるのねえ。ま、そのうち、きっと測れますよ。

☆入場料　顔みて即座に割り引かれ

それって親切ですね。私がうっかりしていたばっかりに、（顔みられたはずやのに）600円も高い一般料金取られました。

「高齢者」と言わないと、どんな皺苦茶婆さんでも、一般料金取るところあるのよ。帰りに気がついて、悔しくて泣きました。

☆探し物　やっと探して置き忘れ

舌うちしながら、また探したらいいことです。必ず出てきますよ。でも、貴重な残り人生の無駄遣いではありますけどね。

今日はこれまでにしておきましょう。　続きはまた……。