2013年1月27日日曜日

時事放談


朝早くにTVで放映された『時事放談』を観ました。キャスターは、御厨貴(東大教授)と才媛の岡村仁美TBSアナ。ゲストは仙谷由人(元内閣官房長官)と、増田寛也 氏(元岩手県知事・元自民党総務大臣等)でした。

この番組は、朝が早いので、いつも見ているわけではありませんが、仙谷氏も、何度も出演されていて、馴染みのある番組です。

安倍政権発足ほぼ1か月。「金融緩和」「公共事業」「成長戦略」の3本の矢で「景気を回復させる」との「アベノミクス」を次々と打ち出し、経済界を中心に期待を呼び込んでいます。何となく、夏の参院選のためのパフォーマンスのようにも見えなくも有りません。

そしてここに来て、かつての自民党政権の「無駄な道路」の原因になったとして取りやめたはずの「道路特定財源」が、復活の方向になる等、後退現象の心配も出始めました。

その一方で、民主党の支持率は一桁台となっています。あの総選挙を巡る驚きの舞台裏を、元藤村官房長官の暴露で波紋を呼んでいます。

その舞台裏とは、元藤村官房長官が、毎日新聞のインタビューで、解散までのいきさつを語ったのです。それをネットで知った私は、いや、私のような者でも驚きました。こんな大事なこと、野田、岡田、藤村の3人で、何の準備もしていなかったというのに、 勝手に決め、しかもぺらぺらとしゃべっていいの?と。すぐさまネットで、ある評論家は、「この発言で、民主党の再建は当分だめ」と、その愚行をなじっていました。

今朝の放送も、その件について、問われておりましたが、仙谷さんも、驚かれたというか、その内容について、あるべきでないと、おっしゃっていました。結局、民主党や、国のためにはならない結果となった解散劇、ということでしょうか。

仙谷氏は、安倍氏の言動をかなり不安をもたれ、ギリシャのようにならねばいいがと、心配されておりました。そして、今後の政治については、中長期かけて、政治家を育成することの大切なこともおっしゃっていました。やはり、頭数だけ揃えば、何でもいいというような政治では、日本はよくならないと。当たり前ですが、政治家に必要な知識、思想、哲学といったものを、学んでから、政治家を目指すことが大切なこと。日本の国のために、立派な政治家の育成を、仙谷さんのような方が率先してなさろうとしていることに、期待しています。

政治家を志している大学生、若者たち、徳島にも、そうした政治塾が開かれるようです。大いに勉強してください。

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