2013年1月30日水曜日

卵の話


卵は、完全栄養食で、ほとんど毎日1個食べていました。たくさん食べ過ぎると、コレステロールが高くなっていけない、という常識というか、教えられことを、何十年も、信じて守ってきました。。

ところが、そんな常識が、間違いと知らされました。ネットでサボテンさんという方が、三石巌という学者さんの本を読んで紹介してくださっているのを見て、興味があったのでその方の本を買いました。『医学常識はウソだらけ』とあと1冊の2冊です。むろん、著者のことも調べましたが、立派な学者さんです。300冊ほどの著書もあります。「三石理論」の成果は、高く評価されているようです。内容は、かなり学問的なものですが、優しく解説してくださっているので、分かります。1997年に、95歳で亡くなられていますが、未だに、その著書は、文庫本化されています。

ちらと目次をみてみますと、あるわあるわ。常識のウソというのが並んでいます。どこまで信じられるかわかりませんが、ま、とりあえず、今日は、卵のことを書いてみます。というのは、毎日のことなので。

三石理論の基本には、高タンパクの摂取というのがあります。理論は省きますが、卵は、もっとも理想的な質のいい食品卵より高タンパクのものはない。コレステロールは、細胞膜や、さまざまなホルモンを作るための不可欠なもの。制限する必要など、何処にもない。卵黄には、コレステロールの数倍のレシチンがふくまれているので心配ない。研究員何人かが、毎日10個ずつ1か月食べても、 血液検査の結果は変わらなかった。(卵など食べない兎の実験結果が、ヘンな常識を広めさせた)
また、ヨード卵のように、値段の高い卵のほうがいいと思いがちだが、ヨードの吸収には好いが、ヨードの不足も過剰も、甲状腺の病気の原因となる。週2個くらいにしたほうがいい。ふつうの安い卵で十分。有精卵でも無精卵でも関係ない。安い卵には、餌に抗生物質が入っているとかできらう人もいるが、それもナンセンス。鶏が食べた抗生物質は、鶏の体内で解毒されている。そこから卵に入る量など、普段人間が飲んでいる抗生物質とは、比較にならないほどの少ないもの。
ただ、卵にも弱点がある。生卵の白身に含まれている、アビジンというものは、ビタミンHの吸収を悪くする。白身が不透明になるくらい加熱すれば、問題はない。

なるべく卵をたくさん食べ、他の食品からも、不足を補う。100点満点の良質蛋白は、卵としじみだけだが、しじみは、一般的でない)

卵には、脂質などもふくまれているので、1個の卵からは、7g程度の蛋白質。5つ食べても35g程度。体重の1000分の1の蛋白質が必要なので、卵だけではとても無理。

また、夜は子どもなら成長、大人なら修復の時間帯なので、修復には蛋白質が必要。カロリーは控えても、蛋白質は、夜も取るのがいい。

といったようなことが、書いてあります。そして、「なぜ医者は、もっと勉強しないのだろうか」とも。

読みながら、だんだんと、納得していくので、ちょっと、三石理論にはまりそうです。(笑)

 

2 件のコメント:

  1. 卵の話、コレステロールの話、私もどこかで聞いたような気がします。NHKのためしてがってん、だったか。コレステロールは人体に必要なんだと言ってました。卵を食べてください、という話もしていたような気がします。卵は安くておいしい。鶏さんには申し訳ないですが、どんどん頂きます。

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    1. 私もコレステロールは必要とは思っていましたが、卵は一日1個がいいと、思いこんでいましたので、目からうろこでした。
      嬉しくなって、今日は、3個食べました。(笑)

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