2013年1月9日水曜日

庭に出て……


今日も朝から明るい日ざしが部屋に差し込んで来る。不燃ごみの袋をさげて外に出ると、手の先が痛いほど冷たかったけれど、風があまりないので寒さはさほど感じない。深く吸い込んだ空気が、肺の奥まで冷やしている。

朝食のあと、3時間ほど、庭の手入れをする。黄色くなっているスダチが目立ちすぎる。食べきれなかったスダチだ。まずはこのスダチを切り落としてしまおうと、ハサミでチョッキンチョッキンはじめた。1本のスダチでも、実はたくさんぶらさげるけれど、手入れも消毒もしていないスダチの器量は悪く、不揃いだ。スダチの好きな県外の友人には送れないので、箱入りのきれいなものを送っている。

だれかれに差し上げたいと思っても、ちぎるのが大変なので、どうぞ、収穫に来てくださいと言うことになる。

昨年は、消毒嫌いのKさんが来てくれた。友人に送るという。Kさんは、自分がイヤなものは、友人にも送らない主義なのだ。私は、消毒していても、洗うとあまり気にならないので、友人には、きれいなスダチを送るのだが、どちらが友達思いなんだろうかと、考えさせられた。今年は、我が家のスダチを送ってみようかな。

ハサミを持つ手の指と腰が痛くなって100個ほどで中止。黄色のスダチは、香りは殆ど消えているが、果汁は多いので使って使えないことはない。

庭の手入れなどと言ったところで、たいしたことが出来るわけではない。大きな草を抜いたり、落葉に埋もれているあと咲きの水仙の顔を覗かせたり、樹に絡まっている枯れ草を取り除いたりするくらいのこと。
それでも、外に出ての仕事は気持ちがいい。家の中の机やパソコンの前での仕事に疲れると、外に出たくなる。山も見える、畑も見える、海は見えないが、ちょっと散歩すると、旧吉野川にも。

人は人との関わりで生きているし、活力も生まれてくるのだが、それと同じように、ちょっとした自然との関わりも、大きな力で私たちを生かしていただいていることを、しみじみと思う。

 

2 件のコメント:

  1. お庭のお手入れ、ごまめさんお元気ですね。この年になると大抵庭はほったらかしですけどね。

    昔は酢橘は黄色くなってから果汁を使ったんですよ。お祭りのお寿司には欠かせない品でした。醸造酢のような刺激臭がなくて酢の物に使っても、美味しいです。青いうちにおろし金で下して使うようになったのは確か戦後だと思いますけど・・

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    1. 我が家だって、ほったらかしです。私がすることなど、手入れのうちに入りません。

      スダチは、黄色くなってから使ったとは、知りませんでした。果汁をお湯割りにして飲もうとおもっていますが、お寿司にもつかってみます。

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