2013年1月11日金曜日

原発と仙谷さん


昔、小沢一郎議員等(自民党)が先頭に立って作ってきた原発の後始末をまかされていた元民主党幹事長・仙谷由人氏が、【エネルギー・原子力大転換】という著書を出版された。今朝の徳島新聞に出ている。(117日出版・徳島書店は19日以降予定)

福島の原発問題、東電の問題等に、深く関わりながら、いかに脱原発を推進していくか、ということに、日夜駈けずり回られた著者。「影の実力者」が明かす「2030年原発0」の舞台裏、というか、電力会社、官僚、反原発派との交渉秘録、ということで、私も楽しみに待っていた本である。

選挙には、デマや噂はつきものだが、この度の選挙にも、「仙谷が先頭にたって、原発稼働を推進している」とか、「あのような大きな福島原発事故があったというのに、外国に原発を売りに行ったりしてけしからん」などということが言われていた。そんな噂を信じていた人達は、大勢いて、「仙谷を落とさねばならない」と、走りまわった人もいるほどだ。

原発反対派にも、賛成派にも読んでいただきたい本である。

仙谷さんは、「原発問題で泥をかぶる」と覚悟して取り組まれてきたのだが、それに比べて、自民党さんは、どうだろう。一言の謝りもなく、お任せもいいところ。しかも、小沢さんのように、自分等が作って、ええ目をしてきた人間が、【脱原発。原発反対】などと言えた義理かよぅ……と、言いたくもなる。

人、それぞれ信念というものがあって、それによって行動言動がなされると思うのだが、前任者のしてきたことであっても黙々と、泥を被っても何とかせねばと頑張る人。自分等のやってきたことを棚に上げて、悪口ばかりを言いながら、ヒトのなんとかで相撲を取る人。世の中には、いろいろな人間がいるものだ。と、思うことしきりである。

 

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