2013年1月13日日曜日

新年会


昨夜は、花の会の新年会でした。この時期、毎年、仙谷さんの誕生祝いを兼ねて、行っています。今回は、67回目の誕生日(15日)です。210名の方が集まりました。

バッジを外した仙谷さんを、以前と同じように、暖かく励まし、これからも、日本のために政界のみならず、後輩の指導育成、現役議員の相談役にと、益々のご活躍をお願いする会でもありました。

ゲストとして民主党細野幹事長をお招きしての新年会でした。

むろん、私たちは、安倍政権の失敗を望むなどということは、ありえません。だれであれ、日本が良くなるための政治をしてくれることを願うのみですが、安倍政権のしていることが、ただただ、夏の参議院選挙に勝つための張りぼてのような城作りに力を入れすぎていて、いつ私たちの頭上にくずれ落ちてくるか不安でなりません。

皆さんにお渡しする資料の中に、こんなエッセーを書きましたので転写致しておきます。

古女の歯ぎしり

寒い日が続きます。寒風に曝されている庭の枯れ木のような枝にも、小さな硬い芽をつけています。春が来たら新しい花や葉が出てきて、命を吹き返す、ここが【自然】と私の違うところです。しわくちゃ婆さんが、春になるとミズミズしい、いいオンナになれる、ということは有り得ません。それどころか、ひと冬ごとに、更に立派なシワが増えて、ますますオババになるだけのことですから。

昨年は、慌しい一年でした。振り返ってみますと、いやなことが、次々と起こりました。外野のもめごとは、ハラがたっても、またかまたかですむけれど、内輪のもめごとは、「まったくどいつもこいつも自分のことばっかり考えて・・・」と、言いたくなりましたね。そしてあんまり大きな声では言いたくないのですがが、見ちゃおれんこともありました。 (中略)

これからの民主党は、バッジをはずしている仙谷氏を大いに利用していただいて、足腰の強い民主党になっていっていただきたいものです。

せっかく、根腐れした自民党の政治を断ち切って、民主党に交代した日本の政治でしたが、長い間の腐った土台からの悪臭と、いろいろな問題が、あまりにも大きくて、約束事がはかどりませんでした。景気が悪くなっていることも原因でしたが、それだって、言うなれば、あの小泉政権のツケのようなものです。今までは、自民のやってきたことには、口にチャックをしていた民主党でしたが、野党となれば、言うべきことは言って貰わねば、誤解されたままの民主党では立つ瀬がありません。安倍首相は、「生まれ変わった自民党であります」なんて大きな声で言っておりますが、この三年あまりで、そんなに変わったとは思えません。二世のお坊ちゃまの偉いさんたちの顔ぶれは、どうみても、庶民の気持ちが分かる代表とは思えないし、政治をしっかり勉強してきたとも思えません。

これからは、再び弱者には長い冬が続いていくのでしょうか。でも、政治はお婆さんと違って、いつかは春が巡ってくると信じています。

さしあたって、今年は参議院議員の選挙がありますが、現職中谷智司議員が闘います。ここでは踏ん張ってもらいたいものです。ただし、民主党が勝てるという保障は、まだどこにもありません。何しろ、日本の頭脳と言われている仙谷氏を落選させるような県民相手に戦うのです。自民びいきのマスコミの口車に乗せられることだってあるし、目先のエサにつられることもあるでしょう。あれよあれよと言う間に、虚像の風評が故意に流されることだって過去にはあったのですから厳しいものがあります。

今回のこの【悔しさ】【憤り】というのは「県民よ。この仙谷を落として、どうしてくれるんだよぅ。このバカモン」といったような、個人的感情ではないのです。日本の大切な宝物を二束三文でどこかの国に売り飛ばされたような憤りというか、お国のために憤っているのです。今までにこうした憤りの経験がないだけに、納まりのつかない気持ちを抱えているようです。こんな気持ち、2度と味わいたくないものです。

古女という言葉、もう一つに、鱓(ごまめ)というのがあります。カタクチイワシを素干しにしたもので、古女と同様、雑魚です。いくら歯ぎしりしたところで、力がないので、どうすることもできない、ということであります。しかし、雑魚もたくさん固まれば、大魚となることができるのです。ことあるごとに、この悔しさをうまく昇華し、日本の仙谷復活につないでいけるようにしたいものと思います。

 

 

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