2013年1月26日土曜日

頑張りすぎないで


私は、自分で3度の食事をつくっているのだが、「出来あいのものを買うことが増えているなあ」と思う。

『一人の炊事』というのは、何をつくっても、一度に食べきれる量をつくることはとても難しい。しかも、一食に、何品か作るとなると、三度の食事つくりだけで貴重な時間をつぶしてしまうことになる。そこで多めにつくり、何度か同じものを、日を変えて食べるということになるのだ。それでも材料の野菜などは、なかなか使いきれない。大根一本、無駄なく独りで食べきろうと思ったら、けっこう大変なのだ。母屋だって、息子夫婦二人きりだ。「大根半分いらない?」というと、「こっちにもある」ということになる。

元来私は、一日30品目を食べる主義だったのだが、最近は、それもこだわらなくなっている。1食10品目に切り替えてしまった。お味噌汁には、5,6品目を入れて、お汁やら煮物やらわからないような味噌汁をつくっているし、お漬物だって、白菜に大根、ニンジン、胡瓜、コンブを入れて、薄味の浅漬けで5品目といったようにしているのだ。だから、今朝も、ご飯に、納豆にちりめんを入れたものを載せ、冷蔵庫にいれてあった昨日の残りの味噌汁を温め、浅漬けですませた。10品目以上にはなる。昼は、会があって、お弁当を食べたのだが、もし、家でおれば、多めに炊いてある煮物のカボチャや、蓮根、大根の煮つけなどを再度口にする。10品目にならないときは、ラッキョウやら、生姜やら、なんでもいいから少しでも口にする。

夜は、帰りに買って帰った出来あいのものを主とし、あとは、冷蔵庫の中のもので済ませた。

最近は、しぜんに「あまり食事のことで頑張ることもないなあ。出来あいもいろいろあるし」という気持ちになってきた。出来あいのものを何品か加えることで、炊事の時間も短くなるし、品目も増える。材料を買って、無駄になることも少なくなる、ということだ。

これも、老化の結果かもしれないのだが、「頑張り過ぎない」のも、生きていく知恵だろうと思う事にしている。

 

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