2013年7月25日木曜日

獲らぬ狸の……


【獲らぬ狸の皮算用】という諺がある。もし、宝くじで3億円当たったら……、なんて使い道を考える、といったように、罪のない ものが多いようだ。
 
昔、幼い孫ふたりに、「お婆ちゃん、もし3億円当たったらどうする?」と尋ねられたので、「あんたたちに1億円ずつあげて、パパとママに残りの1億円あげる」と言うと、上の孫は「それは婆ちゃんに悪いから、分け方を変えて」と言われ、下の孫は、「私の貯金箱に入るかしら」と、貯金箱を持ってきて私に見せた。(笑)
 
宝くじなど買ったことのない私だが、そのとき思った。ほんまに棚からぼた餅ならぬ3億円が落ちてきたら、えらいこっちゃなあ。どなにしょう……。()

 
大胆な金融緩和で株が上がり、大企業やお金持ちの懐が膨らむと、やがてその恩恵が社会全体にこぼれおちる、と言う考えが、安倍さんの算用らしい。これは罪のないものではない。失敗すれば大罪だ。
以前、小泉政権時代の景気拡大は、格差を広げ、職を失った人が増えただけだった。アベノミクスも、狸の皮算用にならないことを願うばかりだ。

 

1 件のコメント:

  1. そうですね。願うばかりです。何だか初めから胡散臭い感じでした。今も皮算用はしていません。アベノミクスとやらで私にお金が回って来る筈ないし、9月からは年金も下がるし、しっかり財布を閉めなきゃね。

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