友達が大勢いるというのは、とても有難いことだと思う。義理・儀礼ではなく、親しい間柄というのは、特別に性格が似ているわけでもないし、むしろ、反対の場合もあるのだが、それでも、電話で話していても、会っていても、用心することもないし、自然体で肩が凝ることもない。
長年一緒に勤めていても、あまり性の合わない人というのもいて、勤務先が変わったりすると、もうそれでお終いという方もいるし、反対に、たった1年か2年の勤務であっても、その後、長くお付き合いしている方もいる。
こうしたお付き合いも、【無理】は禁物で、お付き合いが重なるほどに、苦手な相手となってしまうということもあるだろう。そういう方とは、自然に遠くなっていくしかない。
昔、苦い経験がある。退職後、ぱったり会った方から、ひどく懐かしく思われて、家によく遊びに来てくれたのだが、トシとともに、個性が強くなって、お付き合いが苦痛になってしまったのだ。
家族もなく、独り身で友達の少ない彼女のことを思うと、我慢しなければと思いながらも、お付き合いは、遠のいていった。
彼女は私より若かったが、もう10年も前に、事故で亡くなられた。彼女の生活が変わっていたものだから、隣近所の方とも、まったく孤立していたらしい。気の毒な方だ。友達もなく、孤立するような生活というのは、自業自得かもしれないが、幸せにはなれないようだ。
もっと、彼女のために、親身になって意見を言うなり、生き方について議論するべきだったのかと、思うこともあったが、多分、それは無理だったろう。いろいろな生き方があって当然。法にふれるようなことをしたわけではない。自由に生きた彼女は、満足しているかもしれない。
人生観や価値観、性格などは、どうしようもないですね。どんなに説得しても駄目です。相手から見るとこちらがおかしいんですから・・・
返信削除それでも、お付き合いしなければならない事ってありますよね。
でも、私の年になるとそれもしんどくなります。人生、難しいですね。
気の合うお友達は2,3人あれば充分ではないでしょうか。
>人生観や価値観、性格などは、どうしようもないですね。どんなに説得しても駄目です。
削除とくに、トシを寄せて行くに従って、頑固になっていくでしょう。
気の合う友達は、多いにこしたことはないでしょうが、そんなには出会いがありませんものね。