2013年10月15日火曜日

乾杯条例

先日二人で訪問した、高松の方への手土産は、鳴門金時・いも焼酎と、阿波の彩・すだちワイン。お菓子も、ブドウ饅頭とか、阿波ういろう、といったように、徳島で生産されるものばかり。これは、本人の希望でもあるのだが、やはり、その地方のものを、味わっていただくのが、県外の方にはよいように思う。

こんなことを書いているのは、実は、【日本酒で乾杯条例】というのが全国に広がっている、と言うことを知ったからだ。これは、『乾杯は、日本酒でしましょう』、という条例で、守らなくても別に刑罰があるわけではないのだが、最近特に落ち込んでいる日本酒の売れ行きを心配して、ビールで乾杯が殆どの昨今だが、日本酒でやりましょうや、ということなのだ。
 
こうした条例を決めた自治体が今年になって急速に増えているという。
一番に京都市が皮切りになって、13の自治体が成立させているそうだ。
いずれの地も、日本酒の産地だろうが、地元の日本酒を盛りたてて、地域の活性化をはかったり、観光の促進にも役立てようということで、何となく後押ししたい気分になってくる。

最近は、酒類の種類も随分と増えていて、日本酒は、片隅に追いやられてしまった感がする。

はたして効果はいかに?と思うのだが、京都市では飲食店などに【日本酒で乾杯しておくれやす】という、ポスターなどを貼り、観光客に訴えているし、酒造組合は乾杯用の1杯目の日本酒をタダで提供したりして、客に呼びかけるなどの取り組みを行った結果、京都のあるホテルでは、今年前半の消費量が前年の2割ほど伸びたとか。

今後、お酒だけではなく、徳利だの盃だのの焼き物、酒には和食、酒を飲むなら洋服より和服が似合う、なんて、「風が吹けば桶屋が儲かる」式に、すそ野がひろがれば、京都も言うことなしだろう。(笑)

徳島は、日本酒もビールも焼酎もワインも多種類のお酒が作られていて、どれも贔屓にしてあげたいと思うのだが、他県同様に落ち込んでいる日本酒も、元気をとりもどして貰いたいもの。
 
私は、ビールよりはお酒がおいしいと思うので、お酒で乾杯は、賛成だが、お酒は嫌いという人には向かない条例だろう。ま、乾杯のあと、お酒を続いて飲むことになるか、すぐビールを手にとるか、それはその人の好みだが、どちらにしても、【条例】って、色々つくれるものだなあと、感心した次第。(^^)

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